検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:123,069 hit

save13 ページ13

『ねえ』





「ん〜?なに?」





『気になってたんだけど、彼方さんはいくつなの』





「………にじゅうさん」





『え、もうちょっと上かと思ってた』





悪かったなおっさんで!!





そりゃ高校生からしたら23なんておっさんかもしれないけど俺だって世間ではまだ若い部類…のはずなんだから…。うん、多分






『あ、違うの。彼方さん落ち着いてるからすごい大人っぽく見えるの。いい意味で捉えてよ』






決しておっさんなんて思ってないから!そう言ってりこはくしゃりと笑った





「あ、笑った」





『え?』





あれ、俺今声に出してた?





「いや、はじめてちゃんと笑ったところみたから。



りこは笑ってる方が可愛……い…と、おもって」





まって、俺こんなに軽々しく可愛いとか今までいってたっけ…? 昨日からなんかおかしいぞ





「そう?笑ってなかったかな?」





そういって笑った顔はどうみてもさっきの笑顔とは違っていた





その、線引きされたような作り笑いはいつみても慣れないんだよなあ





ほんっとうにこの子は出会った頃の懐かないまふまふに似ている気がする






「…あ、ここじゃない?高校」






『おお〜〜、着いた!ありがとう!』






「もう道覚えたよね?頼むからちゃんと家に帰ってきて、分からなくなったら連絡してくれれば迎えにくるから」





『待って、私連絡先知らないけど』





あれ、教えてなかったっけ





ポケットに手を突っ込めばどうやら部屋に忘れてきたらしい




「あ〜ごめん、ちょっと携帯貸して?」




りこのスマホを拝借してぱぱっと連絡先にじぶんの名前で追加する




「はい、これで連絡できるだろ。」





『ありがとう』





「ん、じゃあね。いってらっしゃい」





『、いってきます』





学校に入っていく彼女を見届ければ、周りの高校生にジロジロと見られる





あ、やべ、俺確実に怪しいやつだよな?これ





さっさと家帰ろう…

save14→←save12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
296人がお気に入り
設定タグ:そらる , 歌い手 , Sou
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ガルボ(プロフ) - 夜宵さん» すいません!ご指摘ありがとうございます! 直させていただきました!(^^) (2017年9月24日 9時) (レス) id: 490bebaed7 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - 33のまふくんのセリフで、俺になってるところがありますよ! (2017年9月24日 7時) (レス) id: 1949129761 (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - はい。今後のそらるさんと、夢主に期待です。( ´∀` ) (2017年8月23日 2時) (レス) id: 32532bd95f (このIDを非表示/違反報告)
ガルボ(プロフ) - 青桜さん» コメントありがとうございます!! 応援とても嬉しいです(*´`) 早く更新できるように頑張りますね! (2017年8月23日 2時) (レス) id: 490bebaed7 (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - 続きが楽しみです。これからも、頑張ってください。応援してます。 (2017年8月23日 1時) (レス) id: 32532bd95f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ニナ | 作成日時:2017年7月31日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。