【まふまふ】君と恋愛する方法３【歌い手】

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そらるside





行くと伝えていた時間から時計の針は3周以上回ってしまい、時刻は日付を超えていた。あいつ、ちゃんと休んでるだろうな？作業なんてしてたらまじで監視してやるからな。





…うん、これだけあれば足りるだろ。 コンビニでポカリやら何やら買い込み、駅からまふまふの家まで歩く途中で知った後ろ姿を見かけた。





そ「よ〜、ウォルピスくんじゃん」

ウォ「？ あれ、そらるさん？ どうしたんですかこんな時間に…」

そ「いや、それは俺のセリフだよ」

ウォ「あ〜俺は…」



ウォルピスくんの話によればりなが今日職場の飲み会で、あの酒の強いりなですら潰れるくらいの飲み会らしく、ウォルピスくんはりながちゃんと家に帰ったかどうか確認しに行くのが毎回のことらしい。



そ「……大変なんだな、」

ウォ「いやぁ、まじで大変なんです…ねーちゃん酒強いくせに酔ったら記憶飛ばすんですよ。ほんっとめんどくさい…」



彼も中々姉に困らされているらしい。これからはなるべくりなには酒のませないようにしよう。





まふまふの家とりなの家、向かう方向はもちろん同じなのでふたりで寒い道を歩いていけば、マンションの前まで来たときに誰かしらないが言い合っているような声が聞こえた。





ウォ「こんな時間に…酔っぱらいですかね？」


そ「さあな、…ん？でもこれ、マンションの中から聞こえない？」


ウォ「あ、確かに。」




まふまふの合鍵でオートロックをはずし、エレベーターで上階につけばさっきの声は大きくなっていた。





ウォ「……そらるさん、ちょっとストップです。」



先に歩いていたウォルピスくんが後ろを振り返り、しぃっと口元に指を添えた。進まないの？と言おうとした口を閉じ、首を傾げれば困ったように笑い彼は告げた。





ウォ「うるさい元凶、どうやらりなみたいです」






………はぁ！？

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