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１２月２４日
パンパン！
お疲れっしたーーー！
大きな手拍子の音が練習場に響く。
幾人もの男たちの声と共に。
・・・長かったシーズンが終わった。
はぁ…。
緊張が溶けた安堵感から、口をついたため息は、白く空気に溶けた。
今年はコロナで試合の間隔が狭くて、例年の倍くらいキツい一年だった。
水曜、土曜、水曜、日曜…
２・３日の間を空けてやってくる公式戦。
９０分走りきるスタミナ。疲れても正確にパスを出すことが求められた。
プロサッカー選手になって３年目の俺は、
ようやくスタメンで出場して活躍できるようになっていた。
去年までは、出して貰えても、リーグ戦ではなくカップ戦。
負けてもチームの順位に影響のない、公式のトーナメント戦。
…ジャニーズ事務所所属の、初のプロスポーツ選手として注目された俺は、相手チームからしたら野次を飛ばされるいい的だった。
思えば、プロに上がったばかりの俺は、息まいていたんだ。
俺が、SixTONESの看板になるんだ！
俺が活躍すれば、SixTONESは有名になれる。
６人を幸せにする為に、１人でも戦って見せると心に誓っていた。
けれど、
ステージに立てば歓声が貰え、高校総体のピッチに立てば吹奏楽部の演奏が後押ししてくれる。
そんな環境から一転、
ミスをすればここぞとばかりに野次を飛ばされる状況に、心が適応できずにいた。
目を閉じると、知らない誰かが俺に向かって野次を叫ぶ。
俺だけのことじゃない。チームのこと、SixTONESのことまで。
たまらなくなって自分に失望しかけた俺に、監督は言った。
__野次に慣れろ、周りの声に惑わされるなと。
お前のプレーの半分も出せなくなっていると。__
…そして、３つの約束がチームと事務所の間に結ばれた。
��Aは、シーズン中、サッカーに専念すること。
��Aは、シーズン中SixTONESのメンバーに会わないこと。
��この契約の内、�△旅猝椶聾�にしないこと。
サッカーの練習を終えると、１人空き部屋でダンスの練習、ボイトレ。
くたくたになって寮に帰る俺を心配した監督からの提案だったと後から聞いた。
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venjamin(プロフ) - りんさん» りん様 コメントありがとうございました！遅筆で申し訳ないのですが、そう言って頂けると嬉しいです。五輪…もしかして、サッカーもお好きな方ですか!?頑張って情報収集して、多少なりともリアルに書けるように頑張ります。また、覗きに来て下さい！ (2021年12月12日 23時) (
レス) id: 221b5a88eb (このIDを非表示/違反報告)
りん - はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いています。五輪の話見てみたいです。更新頑張ってください。 (2021年12月3日 10時) (レス) id: ae11fa7d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：venjamin | 作成日時：2021年5月5日 2時
