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「A！久しぶり！」
「お久しぶりです、ジェシー君！」
「A、この前ごめんな、チケット取ってくれたのに。」
「全然！気持ちが嬉しいっす。」
「大我、試合行く予定だったの！？」なんだよー誘えよー。
「やだよ、ジェシー目立つもん。」
「樹君、お久しぶりです。」
「おー。乗んなー。」
宿についた頃には、時計の針は１時近くを指していた。
夜分にすみません。お世話になります。
こーちが挨拶をしている横で、ジェシーと慎太郎は水槽の金魚に夢中。
じゅりと京本はAから離れない。
Aは笑いながら、平気でトランクを抱えているけど…
それ海外旅行行くようだよね…？重くない？
「お荷物、お預かりいたします。」
待っていてくれた女中さんが運ぼうと声を掛けたけど、
重いので大丈夫ですよってキラキラ笑って言うから。
あぁ、言わんこっちゃない。
女中さんキュンとした時の顔してるじゃん。
…無意識にファン増やすのやめてよね。いや、良いことなんだけどさ。
はぁー…
ただでさえ、お前の隣は競争率高いんだから。
「北斗君？」エレベーター来たよ。
「…あぁ。ごめん。」
そうやってドア押さえて待っててくれるとことかさ。
…そういうとこだよ！
ウィ…ン
エレベーターが動き出す。
他の５人は先に行ったから、二人きり。
「え、北斗君不機嫌？」なんかあった？
「…。」
ちらりと俺より高い顔を見ると、心配です。と書かれた顔がこっちを見ていた。
…こいつが一番王子顔なんだよなぁ…
「どしたの？」
「ん、いや。
おかえりA。」
「…！ただいま北斗君！」
素直になれない俺の言葉でも、こいつは嬉しそうに受け取ってくれる。
安心しきった顔で、キラッキラ笑う大男の帰る場所が、俺たちで良かったと思った。
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venjamin(プロフ) - りんさん» りん様 コメントありがとうございました！遅筆で申し訳ないのですが、そう言って頂けると嬉しいです。五輪…もしかして、サッカーもお好きな方ですか!?頑張って情報収集して、多少なりともリアルに書けるように頑張ります。また、覗きに来て下さい！ (2021年12月12日 23時) (
レス) id: 221b5a88eb (このIDを非表示/違反報告)
りん - はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いています。五輪の話見てみたいです。更新頑張ってください。 (2021年12月3日 10時) (レス) id: ae11fa7d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：venjamin | 作成日時：2021年5月5日 2時
