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入れ替わり……だと……?(コワルスキーside ) ページ10

「サイン〜!今日は天気もいいし散歩にでも……」

「うぎゃぁぁぁ!」

「わぁぁぁ!」


私はサインを起こしにラボへと足を踏み入れた
しかして聞こえてきたのは普段のサインからは信じられないような叫び声だった
すかさず私はサインに駆け寄る

「ど、どうしたんだサイン!」

「あ、あぁ……」

「まさか具合が悪いのか!?」

「コワルスキー……」

「え……」

コワルスキー?
サインはいつもコワさんと可愛らしく呼んでくれるのに……

「どうやらサインと入れ替わっちまったらしい……」

「ん?」

「オレはフレイアだ。」

「……ワッツ!?」

突然の事に目玉が飛び出るかと思った
ど、どう言うことだ!?

ーーーーー

「なるほど、気がついたら体が入れ替わっていたと……」

「そうだ。」

あぐらをかくサイン、もといフレイアを前にして私は何とか状況を飲み込めた
どうやら気がついたらここにいて鏡を見たら既に入れ替わっていたらしい

「と、言うことは……」

「恐らくサインはオレの体に……」

「大変だ!こうしちゃいられない!今すぐにあのイルカのアジトにかちこんでサインを救わねば!」

「まぁ待て待て。焦るな焦るな。」

「何だ!」

今すぐにでも出立したい私をフレイアは止めた
何だと言うんだ慈悲か!?

「邪魔立てするなら容赦しないぞ!?」

「おいおい短気は損気だぜ。それにオレを傷つけたらサインの体が傷つく事になる。それでもいいのか?」

「ぐぬぬ……」

前々から察してはいたがやはりこいつかなりの策士なのでは……

「それに彼奴はもう復讐稼業からは手を引くそうだ。だからサインを傷つける道理はない。」

「何だと?」

あいつが復讐から手を引いた?
そんな事あるわけ
いやしかし……

「本当なのか?」

私は疑りながら聞いた

「あぁ。妹を悲しませてまでやる事じゃないと漸くわかってくれたらしい。これからは海の動物達を守る方針に切り換えるとさ。」

「にわかに信じ難いんだが……」

「本当だよ。オレは嘘はつかん!」

自信満々に言うフレイアに私は悩む
が、今はこいつの発言を信じる他ない
頼むからサインに乱暴しないでくれと祈るばかりだ

「あいつは馬鹿じゃないからサインを傷つけたりしないさ。たが……」

「だが?」

「今のオレの体満身創痍だから動けないんだよなぁ……」

「……あっ!」

「おいおい待て待て大丈夫!大丈夫だから!」

「サインー!サインが食われる!」

「流石に病人にそんな事しねぇよ落ち着け!」

この後一時間やりあった

満身創痍→←いきりたつ(noside)



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設定タグ:ペンギンズ , コワルスキー , シオフキー   
作品ジャンル:恋愛
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闇鍋ソース(プロフ) - ぱいんさん» まじすか、よろしくお願いします (2020年4月30日 16時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいん - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです、ありがとうございます!これからも応援しております! (2020年4月30日 2時) (レス) id: ab6cbeeec6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - はやみんさん» それはよかったです( ´∀`) (2020年4月15日 1時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん - ついにシオフキー結ばれた!よかったです!闇鍋ソースさんの小説やっぱ大好きです! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 60d6cec3ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年4月14日 5時

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