大はしゃぎ（シオフキーside） ページ33
「ネェ！次はここに行きましょう！」
「いいねぇ！ここはスイーツが絶品なんだぜ？」
「本当！？楽しみ！」
「あー……二人とも……私のこと忘れてないか？」
「「あ、ごめん！」」
「はぁ……」
今私の視界はアホ面ひよこで埋め尽くされている
ドリス達が買った商品のラッピングだ
当の本人達は蝶よ花よとガールズトークに没頭中だが私は両腕に紙袋をひっさげ手にはプレゼントボックス
これじゃまるで召使いだ
こんなこと相当ぶりだ
そんなことを考えているとフレイアは申し訳なさそうに歩み寄ってきた
「悪い悪いついな。持つぞ？」
「いい……女性に物を持たせるなんざ男のプライドが許さん。全く……ロブスター達も連れてくるべきだったな……」
舌打ちするとドリスはむすっとして言った
「駄目よ！兄さんは少し機械類から離れた方が良いわ！彼らがいると兄さんの頭がまた仕事に戻っちゃうもの！」
「嫌そんなことは……」
「まぁ確かにそうかもな。よし、荷物はいったんコインロッカーにぶち込んでこの後は遊び回るとしよう。」
「ちょ、お前らなぁ……金は私の財布から出てるの忘れなぁぁぁ！？」
「さぁつべこべ言うな！今日ははっちゃけるぞー！」
「賛成！」
「ちょっとは私の話を聞けぇぇぇ！」
こうしてまた私はドリス達に振り回されることになった
ーーーーー
『ヒャクテンマンテン』
「やりぃ！」
「凄いわフレイア！一発も外さないなんて！」
「へへへどんなもんだい！」
「……」
今いるのはゲーセン
フレイアはお得意の射撃術で見事弓で的を射貫き一発も外すことなくクリアした
私はベンチでその様子をただ眺めていた
「何だシオフキー？つまんなそうだな？」
「逆に聞くが今の今まで私が楽しめる要因はあったか？」
確かにドリスが笑顔なのは大変好ましい
しかして自分がこの状況を楽しめているかと言えばそうではない
することと言えば大容量カメラに二人の姿を収めることくらいだ
「ふむ、確かに。じゃあお前もやると良い！丁度良いしな！」
「は？ちょ……」
フレイアは私の手を引くと包み込むように重ねた
「いいか？的当てに必要なのは集中力とイメージだ。的を撃ち抜く自分を想像せずして矢は当たらない。強気に一点集中。他の物なんかに惑わされずにな。」
(ほぁぁぁ！？)
今どんな状態かというと、フレイアとほぼほぼ密着状態だ
なんだなんだなんなんだこの状況！
あ、良い匂いする……
って馬鹿か！
「そら、的を見ろ。一、二の、三！」
手から矢が放たれると、矢は明後日の方に向かってしまった
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闇鍋ソース(プロフ) - ぱいんさん» まじすか、よろしくお願いします (2020年4月30日 16時) (
レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいん - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです、ありがとうございます！これからも応援しております！ (2020年4月30日 2時) (レス) id: ab6cbeeec6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - はやみんさん» それはよかったです( ´∀`) (2020年4月15日 1時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん - ついにシオフキー結ばれた！よかったです！闇鍋ソースさんの小説やっぱ大好きです！ (2020年4月15日 1時) (レス) id: 60d6cec3ee (このIDを非表示/違反報告)
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