賑やかなアジト(シオフキーside) ページ32
「にーさーん!構って構って構って構ってー!」
「しつこいってドリス!これ終わったら相手するから!」
「そういって何回目だお前。オレの記憶が間違ってなきゃ五回目だぜ?」
「うぐぐ……」
復讐をやめたあの日から、ドリスが度々やって来るようになった
アジトが本部であったがために引っ越しも早々できないし、何よりする必要も気もなかったからよいもののこう毎日こられてはこまる
復讐をやめ海の治安を守ることにふりきったとはいえやることは山積みなのだ
愚かな人間共から金を巻き上げるためにやるべきことはさして前と量は変わらない
確かに復讐業が減った故に楽になったがそれでもだ
おまけに女二人がよってたかって邪魔となれば進むものも進まん
「私にもやることがあるんだぞ?頼むから大人しくしててくれ!」
「むー。ならいつ兄さんと遊べるの!?もうかれこれ1ヶ月待ってるのに!」
「休めー。」
「過剰労働はんたーい!」
「貴様らは話に入ってくるなロブスターズ!」
「けちー。」
「ったく……」
だが流石に待たせ過ぎたか……
ドリスは頬を膨らませて怒っている
頬を……頬……
「ドリスお前いつの間に人間に!?」
見ると水色のワンピースを着た女がいた
ほくろから見て十中八九ドリスだ
驚く私にフレイアはいたずらに笑う
「新しいリストバンドを作っておいたのさ!ロブスターの分もあるからあとでお前らもとりこいよ。」
「あざすフレイアさん。」
「勝手なことするなぁ!」
「そう怒るなよ〜。減るもんじゃないし。」
「増えても困るんだよ全く……」
アジトを広く設計しておいて正解だな
ペンギュイン共のアジトじゃ定員オーバーだ
「さて、それじゃあ……」
「……おい、何故私を抱えてる。」
「出掛けるぞ。」
「仕事があると言って……」
「ロブスターの作業効率は爆上がりしてるし、お前がいなくてもアジトが回っていたのは前回の事で無事証明されてる。一日位さぼろーぜー!あ、ドリスも来るか?うまい店知ってるんだ〜♪」
「本当!?やったー!ありがとうフレイア!」
「よし!ロブスターズ!仕事は任せた!」
「お任せ下さい。」
「いってらっしゃいボスー!あ、お土産お願いしやすね。」
「離せちょ、おいぃ!」
(こんの馬鹿力めがぁ!)
私はフレイアに担がれて私は外まで連れ出された
おのれロブスターズめ……
私の部下ならボスを助けようとは思わんのか造物主は私だぞ作ってやった恩も忘れて!
はぁ……
(まぁこうなったら仕方ない。)
私は諦めて大人しくすることにした
大はしゃぎ(シオフキーside)→←忍び寄る影(コワルスキー&noside)
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇鍋ソース(プロフ) - ぱいんさん» まじすか、よろしくお願いします (2020年4月30日 16時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいん - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです、ありがとうございます!これからも応援しております! (2020年4月30日 2時) (レス) id: ab6cbeeec6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - はやみんさん» それはよかったです( ´∀`) (2020年4月15日 1時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん - ついにシオフキー結ばれた!よかったです!闇鍋ソースさんの小説やっぱ大好きです! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 60d6cec3ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ