疑念（シオフキー&夢主side） ページ25
「フランシス！おい返事してくれ！フランシス！」
「げっほげっほ！……んぁ？」
胸が圧迫されている
なんだ、この感覚は
心臓マッサージ……？
いや肺から水を出してるのか
「……フレイア？」
「っ！よかった無事か！」
目が覚めて最初に目にうつったのはフレイアの顔だった
私はどうなった？確か海で溺れて……
そんなことを考える間もなく私はフレイアに抱き締められた
「よかった！よかった……！死んだかと思った……！」
「お、おい？」
なんて力だ、全く振りほどけない
「ごめん……な……泳ぎ方教えとくんだった……！」
「いやいやいや！お前が悪い訳じゃ……」
「お前が死んだらオレは……！」
「っ……」
その声があまりに悲痛で私はただなでてやることしかできなかった
というかさっきこいつ私の本名で呼んでなかったか？
ドリスから教わった？
いやでもあれだけで赤の他人が本名だと判別できるか？
「おい……」
「だ、大丈夫ですか！？」
「おいこらバンドウイルカァ！騒ぎを起こすな！」
その質問はやかましいコワルスキーの声で掻き消えた
ったくあのひょろのっぽめが……
「海で溺れたと聞いて！体に不備は？」
「いや、大丈夫だ。こいつが応急措置をとってくれていたからな……」
「そうでしたか！」
「はぁ……肝が冷えたぜぇ……何とか陸にまで持ってこれたが一時はどうなることかと……」
先程とはうってかわりおちゃらけるフレイアに私はどうもモヤモヤした
違和感が強い
何だこの感覚は……
「おいいつまでボーッとしてる。」
「いったぁ！？何すんだコワルスキー！」
「停止していた頭を再稼働させただけだ。寧ろ感謝しろ。」
「何だと貴様ぁ！」
「ま、まぁまぁ！」
「へへっ！喧嘩できるんならよかったよかった！元気になったな！」
「お二人とも仲がよろしいようで。」
「「よくない！」」
笑う二人に私はキレる
くっそ今日こそは決着をつけてやる！
ーーーーー
「ぐぁ……」
「あ"ー……」
「もうお二人ったら……」
「スノーコーンの早食い対決なんかするから……」
目の前には青ざめて踞る男が二人
コワさんもシオフキーも同時にダウンしてしまった
全く
頭がいいのにこういうときバカになるのは何でなんだろう……
「ほーら大丈夫かぁ？」
「うあ"ー……」
「駄目だこりゃ……しっかりしろー？」
肩を貸してたたせるフレイア
さっきまでの顔が嘘みたいだ
そう
シオフキーを助けて、抱き締めていた彼女の顔は……
苦悶と殺意に満ちていたから
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闇鍋ソース(プロフ) - ぱいんさん» まじすか、よろしくお願いします (2020年4月30日 16時) (
レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいん - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです、ありがとうございます！これからも応援しております！ (2020年4月30日 2時) (レス) id: ab6cbeeec6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - はやみんさん» それはよかったです( ´∀`) (2020年4月15日 1時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん - ついにシオフキー結ばれた！よかったです！闇鍋ソースさんの小説やっぱ大好きです！ (2020年4月15日 1時) (レス) id: 60d6cec3ee (このIDを非表示/違反報告)
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