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ナンパ ページ23

「よーよーお嬢さんお暇ー?」

「俺たちとあそぼーぜー!」

「え、ええっと……」

「???」

ど、どうしてこんなことに……
私達はただお二人を待っていただけなのにぃ……!
目の前に群がる男二人への対応に私は四苦八苦していた
断っているのに中々引いてくれない
そしてフレイア
直感でわかる
ナンパがなんたるかわかってない!
首かしげてる!
私がやるしかないじゃない!

「なーなー?」

「む、無理です!今日はコワさんと……」

「そいつらよりきっと刺激的だよ?楽しもーって!」

「痛っ!」

腕を捕まれる
痛い
フレイアも同様だったが流石に異変に気がついたらしい

「お前らどこのどいつだよ、オレは今日お前らと遊ぶためにここに来たんじゃねーんだが?」

「ヒュー!かっくいいねー彼女!」

「オレはお前の彼女じゃねー!」

「あわわわ落ち着いてフレイア!」

ここで暴力沙汰なんて起こしたら目立ってしまう
考えろー考えろー!
が、次の瞬間

シュピンッ

「はぇ?」

「痛っ!?え!?血!?」

男達の頬を光線が掠めた
な、何が?
振り向くとコワさんが拳銃を
シオフキーは義眼からレーザーをだしたのだろう
……てか二人とも顔が凶悪

「私の彼女に触るな。」

「ぶち殺すぞヒューマン。」

「「わ"ぁぁぁ!?」」

凄い殺気を放つお二人に軟派者達は逃げ出していった
それもこけながら
かなり笑える
……ってそうじゃないな

「コワさん!?何武器持ってきてるんですか!?」

「いや、護身用に……」

「機械類なんですから水に浸かって故障したらどうするんですかぁ!」

「おいおいシオフキー!顔面凶器だぜやべぇ……」

「お前に身の程知らずが声をかけたのが悪い。」

「ったく……」

二人に怒りながら私達は頬を膨らませた
全くもう……

「そ、それよりも!ボートを借りてきたぞ!海にいこう!」

「は、はい!」

ボートという言葉に私は表情を明るくした
ボート!
海に出られる!

「行きましょう!久々の海です!もう何年入っていないことか!」

「わわわ引っ張るなサインー!」

私は魚のボートを持って、コワさんを連れながら海に駆け出した

ーーーーー

「いやー仲睦まじいとはこのことだぜぇ〜。……何怒ってんだよ。」

「怒ってない。」

「怒ってるだろ。全く。ボート場にイルカのおもちゃでもあったか?」

「何故わかった!」

「お前のことなんてオレには全部お見通しなんだぜぇ?そら行くぞ〜!」

「わっちょ待て待てこける!」

走馬灯(シオフキーside)→←ボート(コワルスキーside )



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設定タグ:ペンギンズ , コワルスキー , シオフキー   
作品ジャンル:恋愛
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闇鍋ソース(プロフ) - ぱいんさん» まじすか、よろしくお願いします (2020年4月30日 16時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいん - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです、ありがとうございます!これからも応援しております! (2020年4月30日 2時) (レス) id: ab6cbeeec6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - はやみんさん» それはよかったです( ´∀`) (2020年4月15日 1時) (レス) id: e014917a59 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん - ついにシオフキー結ばれた!よかったです!闇鍋ソースさんの小説やっぱ大好きです! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 60d6cec3ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年4月14日 5時

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