赤い髪の人間（コワルスキーside) ページ35
いきなりのことに私は茫然としていた
シオフキーのレーザーをサインが浴びてしまったと思えばそこにサインはおらず、変わって赤い髪の人間が現れた
すぐにサインだと分かったのはポニーテールをしていてほかの場所にサインらしきペンギンがいなかったからだろう
だがあれはサインであってサインではない
自分でも何を言っているか分からないが別人だということは確かだ
なぜなら彼女は刀を武器としているのに目の前にいる人間は刃のついた弓を使っている
しかしそれよりも不可解なのは彼女の行動だ
シオフキーを撃退したかと思えば今度は奴のことを見逃してくれと頼む
一体彼女は何なんだ？
「お、お前何バカなこと言ってるんだ！？私はお前に攻撃したんだぞ！？いきなり何なんだ！殺されるかと思えばそんな私をかばうような真似して…気味が悪い！」
シオフキーの言葉に彼女は一瞬悲しそうな眼をしたがすぐに先ほどの真剣な面持ちに戻り
「別にいいだろ？気が変わった。それにお前は命拾いしたんだ。なんで文句を言う？それとも何か？死にたかったとでもいうのか？ん？」
といった
「そ、それは…」
「ほら、ここはオレが引き留めてやるからとっとと自分のアジト？に帰れよ。」
「っ…」
「アッ！おいこら待て！」
「おっと行かせねぇぞ！」
シオフキーは少し悔し気な顔をしながらセグウェイに乗ってその場をさった
勿論隊長も追いかけたが彼女に行く手を阻まれ追いかけることは出来なかった
やがてシオフキーが完全に去ってしまった後、隊長は彼女に向かって怒鳴り散らした
「おいサイン！なんてことしてくれた！おかげで奴を逃がしたじゃないか！」
「オレはサインじゃねぇよ。」
「じゃあ誰なんだお前…」
「オレはフレイア。サインの中の存在だ。さっきかばったのはまぁ…気まぐれだ。」
「気まぐれで済まされると思ってるのか！奴は海をまたにかける大悪党なんだぞ！」
「大悪党？あいつが？」
「そうだ！あらゆる悪の化学兵器で世界を支配しようとするとんでもない奴だ！」
「フーン…」
フレイアは何かを考えるようにして黙り込んだ
こんな時に話しかけるのもなんだと思ったが
私にはどうしても聞きたいことがあった
「な、なぁ…」
「ん？」
「サインはどうなったんだ？」
「あぁ！心配すんな！サインはちゃんとオレの中で少し眠ってるだけさ。明日には目を覚ますだろう。」
「よかった。」
彼女の過去（コワルスキーside)→←何故（シオフキーside)
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闇鍋ソース - コメありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです！とても元気がでます！これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください！ (2018年4月9日 7時) (
レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは！初めまして、あやまると言います！最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね！陰ながら応援してます！ (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)
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