暗躍（no side） ページ4
キーパーは苛立っていた
サインが居なくなって早1ヶ月
騒ぎになっては困るので警察には言わず、その代わり彼は全ての技術を使いサイン捜索に尽力したが一向に足取りは掴めず尻尾の一つも出てきはしない
自らの研究所の地下深くに作った特別なラボで多数の機械に囲まれ、カタカタとキーボードを打ちながら、彼は協力してくれそうな科学者はいないかと博士号を持つ全ての科学者が載ったデータに目を通していた
全ては最高傑作である彼女を取り戻す為
「全く...まさかこんなことになろうとはね。今後は一曹彼女の身の回りのセキュリティをより強固にしなければ。しかし、これだけある中から一人をあぶり出すのは中々骨が折れるな。」
情報の流出を最大限に避けたかったキーパーは数百、数千とある科学者データの一覧を見ながらため息をついた
そんな中ふと彼は手を止めた
「このデータ所々改ざんされているな...こんな奴に博士号を与えるなんて協会は何をしてるんだか」
そう言いながら彼はそのデータが送られたパソコンをハッキングし一体誰なのか中身をざっと見ていった
一通り見終わると彼はニヤリと笑い、喜びを露わにした
「...ククク...ハハハハハハ！」
そこに書かれていたのはサインを攫う為の作戦を記したものだった
おまけに彼女がどうなりどこにいるのかまで詳しく
(素晴らしいまさに奇跡だ。こんな収穫があろうとは....ん？写真は別ファイルに入れているのか。面倒なことを。)
続いて写真ファイルを開くと彼は笑うのをやめ目を大きく見開いた
そこに載っていたのはイルカやペンギンだった
それもあまりに不可思議な様子の
この記録を動物が作り上げていたのだと彼は察した
しかし彼が目を見開いたのは別の理由だった
なぜなら
彼は〈とある事〉から彼らの事を知っていたからだ
「ハハハ...そうか成る程実に面白い！」
彼は壮絶な笑みを浮かべるとまたも高笑いをあげた
しばらく笑い続けた後、No,006と書かれた機械に近づくと、ロックの表記から機械を操作して解除に変えた
「やんちゃが過ぎるからもう一生解除するつもりは無かったんだけど。気が変わった。彼女を直ぐにでも連れ戻したいがこれも実験だ。まぁ..アレが命令を聞くとは思えないけど一様サインを連れ出せって命令しとこう。あぁ、アレがあのイルカと会ったらどんなことになるのやら...それにあのペンギン達も...ハハッ！面白くなりそうだなぁ。」
彼は不気味な笑顔をしながら地下ラボを後にした
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闇鍋ソース - コメありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです！とても元気がでます！これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください！ (2018年4月9日 7時) (
レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは！初めまして、あやまると言います！最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね！陰ながら応援してます！ (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)
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