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逃げた後(コワルスキーor主人公side) ページ27

「サイン!どこだ!サイン!」

私は動物園中を走り回った
爬虫類館、ほかの居住区の中、危険を冒して人間のいる事務スペースにも足を運んだ
しかし足跡は何一つとしてなかった

「クッソ…一体どこに行ったんだ…?」

息も切れ切れで途方に暮れていた時だった

ーこっちだー

「?今の声は…?」

突然低めの女性の声がして咄嗟に振り返った
が、そこには誰もおらず、気のせいかと思いその場を立ち去ろうとしたが
ふと、死角に誰かいるのを見つけ、すぐさま駆け寄ると
そこにいたのは眠っているサインがいた

「サイン!?なぜここに…」

あたりを見渡したがやはり声の主たる者はなく、とりあえず負ぶって基地に連れていくことにした
ちらとサインの顔を見ると、散々に泣いたのか目が赤くはれたびたび謝罪の声言葉を漏らすのだった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おーい。目ぇ覚ませー!」

「ン…?」

「お、起きた。」

「…フレイア?」

目が覚めるとフレイアが目の前にいた

「私…何でここにいるの?」

「そりゃぁ…あー…」

フレイアは急に言葉を詰まらせた

「言って。たぶん怒らないから。」

「たぶんってお前…分かった白状するよ…ほんのわずかな間だがお前の体を借りた。」

「ぇ…そんなことできるの?」

「まぁ…な。お前が極度に精神が不安定になると強制的に入れ替わる仕組みなんだ。迷惑なことに。」

それを聞いて私は気絶するまでの自分のことを思い出した
みんなのもとを離れた後、私は誰にも見つからないように目立たない所に隠れていた
そして自分のことがばれたらだとか迷惑をかけたらだとかで頭がいっぱいになって声は殺して泣いていたらいつの間にか意識がなくなっていったのだった

「そうだった。思い出した。」

「あと言い忘れてたが体の方はすぐに回収してもらったぞコワ…ルスキー?だったっけか?」

「…何のために私があの場を抜けたと…」

私は何とはいえぬ感情になりズイッとフレイアに顔を近づけた

「ちょっ!落ち着けって!」

「戻ったところであいつにどう対抗しろっていうの?外の状況がわからないあなたにどうこうできることじゃないでしょ!」

私は思わず大きな声でそう叫んでしまった
フレイアは少し考えるそぶりを見せこう答えた

良い案(主人公orコワルスキーside)→←彼女を探しに(コワルスキーside)



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設定タグ:ペンギンズ , コワルスキー , シオフキー   
作品ジャンル:恋愛
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闇鍋ソース - コメありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!とても元気がでます!これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください! (2018年4月9日 7時) (レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは!初めまして、あやまると言います!最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね!陰ながら応援してます! (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年2月13日 19時

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