決意の裏で(no side) ページ20
ここはとある離れ小島
誰も寄り付かないようなこんな孤島をペンギンズの宿敵、Dr,シオフキーは本拠地として使っている
そんなアジトの最奥に彼の部屋はある
彼の側近Red1は頼まれた書類をもってその部屋の前に立った
「あーDr,シオフキー。頼まれていたデータ書類出来ました入室許可ください。」
「入室を許可する。入れ。」
声が聞こえたのを確認し、Red1はボタンを押して中へと入った
中はきちんと整頓されており、床にはごみも何も落ちておらず、いたって清潔と言えるその部屋の奥にはライトに照らされていかにも凝った造りの割と大きめな設置型レーザーが光に反射して光沢を帯びていた
シオフキーはそれを大事に撫でながら聞いた
「フフン・・・上出来だ。そう思わないか?Red1。」
「なんすかこれ。」
満足気に笑みを浮かべるシオフキーとは打って変わり、Red1は興味0といった感じで聞き返す
「次の作戦に使う発明品だ。見た目も装甲もコワルスキーのものとは天と地の差がある。きっとまたあいつは羨ましがるだろうなぁ。」
「次の作戦ってリング・オブ・ファイアーの?でもあれもう前に北極の地下に埋めましたよね?」
「バーカ。そっちも完ぺきにこなすつもりだが問題はペンギュインズへの対応だ。また計画を実行すればあいつらは邪魔しに来るし、そもそも宿敵に見せびらかさないで征服しても面白くないだろう?」
「はぁ・・・でもそれならメタルクロウがいますからそれだけでも十分では?」
「お前は何もわかっちゃいない。いいか?先日ペンギュインにしてそのまま逃げられてしまったやつがいただろう?」
「確かキーパー教授の助手の…サインさんでしたっけ?」
「そうだ。あの時はあまりに多くの事実が知れてなくて取り逃がしたが今度はそうはいかない。なぁに、洗脳してしまえばこっちのものだ。これはそのための機械なんだ。」
「へぇ〜成程。でもそう上手くいきますかね?」
「いけるとも。ククク…彼女さえ手に入れれば征服もペンギュインズを倒すことも大いに容易い。今度こそやり遂げて見せるさ…ア〜〜アアアアアア!」
シオフキーの不気味な笑い声が部屋の中いっぱいに響きわたる
そんな様子にRed1は相変わらずの表情でまたかと思いながら見つめているのだった
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「そんなこと言ってフラグにならなきゃいいけど。」
「なんか言ったか?」
「いえ何も…」
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闇鍋ソース - コメありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!とても元気がでます!これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください! (2018年4月9日 7時) (レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは!初めまして、あやまると言います!最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね!陰ながら応援してます! (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)
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