決意(コワルスキーside) ページ19
「おやすみなさいコワさん。答えは近いうちに出すのでもう少しだけ待ってくださいね。」
「あぁ。わかった。おやすみサイン。よい夢を。」
帰宅後、サインはそう言ってすぐに寝るために自分の部屋に入った
サインがいなくなったのを見計らい、私は壁にもたれて盛大にため息をついた
「はぁ〜〜〜…待ってください…か・・・」
あの後、サインは自分の過去を打ち明けてくれる事を約束してくれた
ただ、それには条件があった
〔話を整理したいので数日の間だけ猶予をください。勿論そのまま逃げだすなんてことはありませんただ…今まで誰にも言ったことが無いのでうまく言葉にできるか…分からないんです。〕
という事だった
本当はすぐにでも話してほしかったが、無理に問い詰めて話してもらえなくなる可能性があったのでその条件をのまざるおえなかった
それにこんなチャンスを逃すわけにはいかない
(しかし、だれにも話したことが無いということは…やはり彼女は周りに頼れる者がいなかったのか…だとしたら…)
そう思うとうれしさと怒りが同時に襲ってきた
初めて頼ってくれたのが私だという喜び
彼女を虐げた周囲にいた者たちへの憤り
なぜ彼女ほどの存在が全身傷だらけになるまで追い詰められねばならなかったのか
理解不能だ
彼女は常に周りを気遣い、愛を振りまいている
それにもかかわらず自分が愛を受け取ることに関してはできるだけ避けようとしている節がある
あれでは彼女の心は壊れてしまう
それもこれも
彼女の周囲にいた者たちのせいだ!
今日はそのことを思うがままに行ってしまったがあれはあれでよかったのかもしれない
こうして彼女のことを知る機会も作ることができたのだから
結果オーライという事にしておこう
「さて…こう夜更かしして考えていてもしょうがない。明日も早いしことだ。もう寝るとしよう」
たとえどんな過去だったとしても
どんなことを打ち明けられようとも
私は彼女のことが好きだ
受け入れる覚悟はできている
そんな決意を抱きながら私は自らのベットへと向かった
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どうも闇鍋ソースです!
ようやく書きたかったラブシーンの一個めがおわりました!
全然うまくかけた気はしないですが・・・
いつも見てくださってる方々、本当にありがとうございます!
さてさて次からは続編に入ってようやくあの方のご登場です・・・
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闇鍋ソース - コメありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!とても元気がでます!これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください! (2018年4月9日 7時) (レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは!初めまして、あやまると言います!最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね!陰ながら応援してます! (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)
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