助けてくれたのは ページ45
「あ・・あばばばばばばば・・・」
今私はちょっと危ないところにいる
あの後ジュリアンにこのクッソ高い木の上まで連れてこられてしまったのだ
嗚呼・・なんで動物園を出た時点で逃げ出さなかったのか自分のバカさ加減に泣けてくる
ちら、と隣を見てみればジュリアンがイヤーな笑顔を浮かべていた
言っちゃ悪いがきもいです
真面目に
「フフーン！流石にあの魚くっさいペンギン共もこんな所にいるだなんて思わんだろうな！儂ってやっぱてーんさーい！」
そういうとまたより一層にやにやと笑った
(とっととととにかくコワさんたちのところに行かないと・・)
きっとコワさんならいい考えがあるはず！
そう思い私はジュリアンに悟られぬようにそーうっと木から降りようとした
が、
「どこに行くのだ？」
「ひゃっ！」
グイっと翼をつかまれ私はジュリアンの方へ引っ張られた
「そう焦らずとも儂の王国で後で存分にもてなしてやるぞ！儂のクイーンとしてな！」
「ㇰっクイーン！？」
「だがその前に〜〜〜儂とキッスするのだ！」
「は・・はぁ！？」
まだコワさんとも教授ともしてないのに！？
ファーストキスを奪われてたまるか！
そう思い必死に抵抗した
しかしそれがいけなかった
木の枝は意外にも細く、私はバランスを崩して真っ逆さまに落ちてしまった
(え？ちょっと待ってヤバクナイデスカチョット)
空中ではうまくバランスが取れないことからワープは使えないのだ
(あ、終わった)
私は死を覚悟してぎゅっと目をつむった
その時だ
「サイン！」
声がして私は誰かに受け止められた
その誰かをみて
私は思わず涙を流した
「コッ・・コワさん！」
受け止めてくれたのはコワさんだった
コワさんは息を切らしながら
「大丈夫か！？けがは！？」
といつものように心配してくれた
私はコワさんに抱き着いた
「サイン！？」
コワさんの動揺した声が聞こえたが私は構わず言葉をつないだ
「こっ怖かったよぉぉぉぉぉぉ！」
相変わらず自分でも泣き虫だななんて思いながら私は大泣きした
「隊長に問い詰められて・・・それでっ・・ジュリアンに高い木の上まで連れてこられて…助かったと思ったら押し倒されて」
「何？」
そこでコワさんの声色が低くなったが気にしないことにした
そんな私を黙ってコワさんは優しくなでてくれた
(嗚呼・・・なんだか懐かしいなぁ)
母に撫でられた遠い昔を思い浮かべながら、私は疲れていたせいでそのまま寝てしまった
捜索の末（コワルスキーside)→←怒り（コワルスキーside)
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闇鍋ソース - リルスさん» コメントありがとうございます。展開早いですが宜しくお願いします。コワの紳士と崩壊のギャップたまらぬwww (2018年1月17日 15時) (
レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - コワマジ紳士… (2018年1月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» なるほど弓ですか！確かにそれならシオちゃんでも使いやすそうだし2番目の夢主にも合いそうです。参考にさせていただきます！ (2018年1月10日 17時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
月影アリア(プロフ) - 薙刀イイですね……あ、弓とかどうです？(個人的に好きなだけ) (2018年1月10日 0時) (レス) id: 773e520719 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» そう思って頂けて光栄でございます！ さぁ…ご期待に添えるようイケペンになるよう頑張るぞ！ (2018年1月6日 22時) (レス) id: 21c95cb039 (このIDを非表示/違反報告)
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