今私ほど幸せな奴がこの世にいるだろうか(コワルスキーside) ページ29
「だからサイン・・・
どうか私と付き合ってはくれないだろうか!?」
「へ!?」
「コワルスキィィィィィィィィ!?」
言った
言ってしまった
早く彼女の特別になりたくて言ってしまった!
慌てる彼女を見て今そんなときじゃないだろうと思いつつも
つい彼女に見とれてしまった
そして次の瞬間、私は隊長に首根っこをつかまれ思いっきり揺さぶられた
あと一歩間違えたら私の口から虹が出るところだったが
まぁそれは免れたのでいいとしよう
隊長はすごい剣幕で私を見ていた
「お前正気か!?いいか!?いくら一目惚れしたからってまずは順序を踏むべきだ!じゃなきゃ何言ってんだこいつって思われて最悪嫌われるぞ!?」
「我慢できなかったんです!あんなにか弱くて美しい彼女を見たらいてもたってもいられなくなって!」
「言い訳は聞いてない!」
とっさに私は反論したが取り合ってはもらえなかった
だが確かに隊長の言う通りだ
まだ会って間もない奴に告られたらひかないわけがない!
その時だった
「あっあの!」
「「!」」
サインがふいに話しかけてきた
「その・・・さっきの返事なんですが・・・」
もじもじとしている彼女を見て、私は咄嗟に振られる覚悟をした
が、彼女から出たのは意外な回答だった
「私では頼りないかもしれませんが・・・私で良ければそのお誘い謹んでお受けいたします。」
「よし新人コワルスキーのラボから記憶消去スプレーを・・・待った。何ぃ!?」
「つっつっつっつまり‥‥!」
「お付き合い・・・お受けします・・・!」
「嘘だろぉ!?」
照れながら言う彼女を見ながら私の思考は一瞬とまり、
そしてまた起動した時には顔がマグマのように熱くなった
やった
やったやったやったやったやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
つい周りを忘れ私は基地の隅で飛び跳ねまくった
嗚呼
まさか成功するなんて・・・
そう興奮していた時だった
「コワさん。」
「!!!サイン!?」
「少し二人でお話でもしませんか?」
笑顔で言う彼女に浄化されるがごとく私の心は晴れ羽が生えたように軽くなった
嗚呼・・
今私ほど幸せな奴が果たしているのだろうか・・・
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇鍋ソース - リルスさん» コメントありがとうございます。展開早いですが宜しくお願いします。コワの紳士と崩壊のギャップたまらぬwww (2018年1月17日 15時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - コワマジ紳士… (2018年1月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» なるほど弓ですか!確かにそれならシオちゃんでも使いやすそうだし2番目の夢主にも合いそうです。参考にさせていただきます! (2018年1月10日 17時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
月影アリア(プロフ) - 薙刀イイですね……あ、弓とかどうです?(個人的に好きなだけ) (2018年1月10日 0時) (レス) id: 773e520719 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» そう思って頂けて光栄でございます! さぁ…ご期待に添えるようイケペンになるよう頑張るぞ! (2018年1月6日 22時) (レス) id: 21c95cb039 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ