今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,692 hit
小｜中｜大
Episode4 ページ4
翌日___。
｢ふぁぁ〜い"っだ｣
まだ、傷は癒えないか…
そう言えばあいつどこに行ったんやろ…
ｶﾞﾁｬ
｢誰や…｣
｢僕だよ。そんな殺気出さないでくれ。｣
｢何しとったん。｣
｢一刻も早く帰りたいんだろ？なら、森中の薬草を使ってベストを尽くしてやろうと思っただけ。｣
｢そか…ありがとな。｣
｢お礼言えるんだね。｣
｢俺をなんだと思ってるんや｣
｢助けて貰ってもお礼も言えなくて任務に失敗する軍人｣
｢ムカつく奴やな。｣
｢ん、これ食べときな。お腹すいてるでしょ。｣
目の前に美味しそうなスープとパンが置かれる。
｢…毒は？｣
｢盛ってるわけないでしょ。｣
｢僕だって食べるんだし、貴重な食料を無駄にしたくない。｣
｢貴重なんか？｣
｢ここは森だよ？しかも、国の奴らも来ないような森。食料なんかロクにないんだ。｣
｢じゃあなんでこんなとこに住んでるん？｣
｢…なんだっていいだろ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：薺 | 作成日時：2020年4月14日 1時
