【ペンギンズ】☆コワルスキーと私の日常☆ 2 (ページ1)

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背中を押してくれるものページ1

～A視点～
突然、私の心の奥底から何かが湧き上がってきた。
自分でもそれが何かはよく分からない。
でも、1つだけ言えることがある。

それは・・・

『勇気が私の背中を押してくれていること』

私はこの部隊(チーム)に入るまでは臆病な性格だった。
大本部での訓練やテストも怖くて休んだことは何度もある。

でも、そんな私はもういない。
今まで支えてくれた仲間が私を変えてくれたのだ。

今こそ、勇気を出して…！！

A「待って、私が相手になるわ。」
コワ・新「A！」
アイザ「そ～う。1人でこのロブスター軍団を相手にするってこと？」
A「そうよ。」
リ「エッ！？」
隊「A！それはいくらなんでも無茶な話だ！」
新「そうっす！A1人なんて…。」
A「心配しないで下さい。私はまだ、本当のチカラを出してないんです。」
ミキ「お姉ちゃん…！」
A「大丈夫だから。」
仲間たちに笑顔で微笑みかける。
隊長は、何かを決心したような顔つきになった。

隊「分かった。我々はサポートとしての役割をする。」
A「ありがとうございます。」

心配そうな顔をしていた新人に顔を向ける。
視線を感じたのだろうか。
私のほうを向き、「本当に大丈夫？」というような眼差しで見つめている。
それに対し、私は少しでも安心出来るような眼差しで小さく頷いた。
新人も安心と不安が入り混じった顔で頷き返す。

再びアイザの方へと顔を戻す。
ロブスター軍団の中央で悪(アクマ)の笑みを浮かべている。

アイザ「では、ゲームスタート！」

アイザの掛け声と共にロブスター軍団がAだけに襲いかかってくる。
ハサミがメタルクローの為、もちろん簡単には倒せない。

A (この数ならば、こうしていけば…！)
頭の中では、計画が瞬時に立てられていた。

一体Aはどうするつもりなのか…！