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私はこの場所を守るためなら仕方ない、と
諦めてお願いを聞くことにした。
大橋「まぁとりあえずお昼ごはん食べましょ！」
いただきまーす！と元気な大橋くんと
元気が無くなった私。
もぐもぐとお弁当を食べていたら
大橋くんにじっと見られた。
大橋「先輩のお弁当可愛いですね！」
！！！
バッとお弁当を隠す。
やばい、見られた。
お弁当箱だけではなく、おかずも星型やハート型にして可愛くしてあった。
A「こっこれは、えっと妹のお弁当を間違えて持ってきちゃって！」
大橋「へぇ！妹さんおるんや。こんなお弁当食べれるなんて羨まし〜〜！」
架空の妹のお陰で乗り切れた…！？
A「……私には可愛いお弁当なんて、似合わないでしょ？」
自分で言っておいて悲しくなった。
大橋くんのほうが確実に似合うなぁ。
明るくて元気で、皆の人気者。
ファンクラブまであるとか……
大橋「先輩にすごく似合ってますよ？」
A「………………は？」
あまりに驚き過ぎて
開いた口が塞がらない。
大橋「えっなんでそんなに驚くんですか！？」
A「いやだって、私だよ！？ 私！！！」
大橋「分かってますって！笑」
A「だって！ 皆が！、」
大橋「………皆が何て言ってたとしても
先輩は可愛いから、可愛いものが似合います。」
大橋くんは真剣な目で
私の目をしっかりと見て言ってきた。
嘘だ。そんなことは絶対にない。
あ、お世辞？ 先輩だから気を使ってる？
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作者名：ゆい | 作成日時：2022年11月9日 15時
