目覚めれば ページ34
キッド side
ｴｰｽ｢おーい、ユースタス！Aが寝ちゃってるぞー！｣
ｻｯﾁ｢なにッ！？ちょっと見せろッ！！寝顔！｣
ｷｯﾄﾞ｢それ以上こっち来んな。変態野郎が｣
ポートガスの声でいち早くAの近くに来たのは勿論、俺だ。
また椅子で座ったまんま、寝てやがる。
頭をコクコクしたまま、気持ち良さそうにスヤスヤ無防備に寝やがって…………
Aを横抱きにすると、頭がガクッと落ちそうになった。自分にギュッと引き寄せ抱けば、自然とAの手が、俺の服を掴んだ。
ｻｯﾁ｢ユースタス！オメェばっかずるいぞ！！｣
ｷｯﾄﾞ｢俺が連れてきたんだ。しょーがねぇだろ。｣
白ﾋｹﾞ｢ｸﾞﾗﾗﾗﾗ……海賊の溜まり場で寝るとは、根性のある嬢ちゃんだ。おい、キッド。今日はもう、上がりでいいぞ。｣
ｷｯﾄﾞ｢………そうさせてもらう。｣
白ﾋｹﾞ｢トラファルガー、お前はこの店の２階に部屋をやる。しばらく、ここに住め。｣
ｴｰｽ｢本当か！歓迎するぜ！！トラファルガー！｣
ｻｯﾁ｢まぁ、Aの身の安全の為だ！そうしろ！トラファルガー！！｣
ﾛｰ｢…………悪いな。白ヒゲのオッサン。
カラスに良いモノ貰ったしな。Aの部屋に住むのは諦めてやる。なァ、ユースタス屋？｣
ｷｯﾄﾞ｢あ"ァ？｣
トラファルガーが、こちらを見た。
胸糞悪い笑みを漏らした。
ムカツク顔しやがって…………
ﾛｰ｢ユースタス屋。そいつがもし、元の世界に戻るキッカケだとしたら、必ず奪ってやる。覚えてろ。｣
ｷｯﾄﾞ｢知らねぇよ、そんなの。だが、今度コイツに手ェだしたら、…………殺す。｣
ﾛｰ｢ククク……、やってみろ。返り討ちだ。｣
ｷｯﾄﾞ｢フン！胸糞悪ィヤツだ。｣
やっぱ、気に入らねぇ。
記憶を取り戻したって、絶対アイツとは相容れねぇな。
『ん、ん……？』
｢起きたか？｣
『あれ……？』
｢また、座ったまんま寝てたぞ。｣
『え？わぁッッ！キッドッッ！恥ずかしい！！お、おろしてー！！』
｢はァ？別にイイだろ。このまま家まで運んでやっても良いぜ？｣
『いやぁぁ〜！死ぬほど、恥ずかしいからッ！！』
｢チッ！しょーがねェな。大袈裟な奴だ。｣
俺は、ゆっくりとAを下ろした。
Aが慌てた様子で、白ヒゲのオヤジやポートガス達に挨拶すると、店を出た。
Aのくるくると変わる表情に、俺は目を奪われてばかりだ。
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 面白かったです！キッドの小説は少ないので見つけられると嬉しいです！ (2021年4月12日 15時) (
レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
心遥 - お大事に〜！！！！！ (2016年5月17日 16時) (レス) id: 24e2ac7908 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 心遥さん» まだ良くなってません(゜ロ゜;久しぶりに風邪引きました(>_<) (2016年5月15日 7時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
心遥 - 風邪？！？！大丈夫ですか？！ (2016年5月13日 17時) (レス) id: 24e2ac7908 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 心遥さん» 今風邪引いてて更新が遅くなりそうですが、よろしくお願いします(;ﾟ∇ﾟ) (2016年5月12日 13時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉＊ | 作成日時：2016年3月24日 5時
