お仕置き ページ8
黄色の潜水艦に、ペボが肩に座らせてくれて戻ってきた。
ローの能力(?)には、驚くことが多い。テレポートみたいなのもできると思えば、人を生きたままバラバラにすることが出来る。
さっき見た時はビックリした。
思わず、怒ってしまった。
私は泣き叫んで、『鬼ィー！！悪魔ァー！！』と叫べば、みるみる苛立つローの顔が見えた。
バラバラになったクルー達が、喋り出す。
｢今回は、キャプテンがキレても、仕方がねぇ！A！！｣｢それ以上は何も言うな！俺らがミジン切りになっちまう！！｣｢でも、ペボだけ、ズルイ！！｣
驚きの余り、涙は止まった。
ペボ以外のクルーたちは、バラバラになったのに何だか蠢いて、宴のようなノリでワイワイ騒ぎ出す。
ローの顔を見れば、｢お仕置きだ。｣と笑う。
でも、私が戻してほしいと言えば、｢フン。｣なんて言いながらも、あっという間に元通りのクルー達だった。
そして、潜水艦に戻ればクルー達はホッとしたうような表情になった。
ペボもそっと私を甲板に降ろしてくれて、思わず安心した。
｢おい。A。｣
背後から、低めのローの声が耳に届いた。
｢話がある。俺の部屋に来い。｣
『話……？』
腕を掴まれ、私が行くと行ってもいないのにローは歩き出す。クルーは何とも言い難い笑みを浮かべながら、手を振ってくる。
『ちょっと、ロー！？！？』
｢…………なんだ。｣
『……怒ってる？？』
｢よくわかってんじゃねーか。｣
『でも、謝ったよ！？』
｢お前には、お仕置きしてなかったな。｣
『ええぇ！？』
船長室に着くと、そこにはベッド、机、本棚、小さなソファーがあり、船の中なのに小部屋みたいに充実していた。
『わぁ！綺麗なお部屋だね！！』
｢……お前は、本当に緊張感がないな。｣
『え？あ！！お仕置きされるんだった！！』
部屋に入ると、ローはツカツカと部屋の奥に行き、小さなガーゼを持ってきた。
私の目の前に立つと、目と目が合ってドキリとした。
同時に、ヒヤリとした物が頬に触れた。
『冷たっ』
｢頬に少し血が付いてたからな。消毒。｣
『ちょっ……じ…自分で出来るよッ！！』
｢黙ってろ。｣
反対の頬はローの大きい手が当てられ、恥ずかしくなった。
だって、壊れ物に触れるみたいに優しく、触れたから。
｢血の赤は、お前には似合わねぇな。｣
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紅葉＊(プロフ) - ミサキさん» ええぇえ！ホントですか(>_<)2で感動して貰えたんなら、続編書かなきゃ良かったッ(笑)！！ここで終わらしておけば良かったかもです(゜ロ゜;現に続編、展開に困ってます(笑)今後も、楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2016年3月11日 23時) (
レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 読んだら片目に……涙が(･д ;)シクシク (2016年3月11日 10時) (レス) id: 19b435ce1e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - あさん» あさんだ(*´∀｀)!!こんなに早くコメントいただき、ありがとうございますッヽ(´▽｀)/いやいや、お礼を言うのは私の方ですよッΣ(゜ロ゜)いつも、心暖まるコメントありがとうございます(*´∇｀*)続編も、是非よろしくお願いいたします！！ (2016年2月28日 22時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 本当にありがとうございました(^o^)続編も楽しみにしております(*^^*) (2016年2月28日 22時) (レス) id: 5e13aa48c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 銀之助さん» 銀之助さんもですか？！低迷してるように見えないですよッ！！私は特に中盤からは、自分で最所から何度か読み直します(笑)話がずれないようにするためですが、余計に混乱するときも、あります( ゜Д゜)夢小説は楽しいですが、難しいですねー(笑) (2016年2月28日 7時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉＊ | 作成日時：2016年2月4日 2時
