あの諸島以来の再会 ページ2
キッド side
ｷﾗｰ｢キッド、もういいだろう？何をそんなにイライラしてる｣
ｷｯﾄﾞ｢るせぇ！！｣
海賊船を二隻沈め、汚い返り血を浴びるばかりで、ザコ海賊団ばっかじゃ、憂さも晴らせねぇ。
ｷﾗｰ｢キッド、無駄に力を使うな。島が壊れる。｣
ｷｯﾄﾞ｢あァ！？！？｣
苛々はおさまることはなく、浜をキラーと歩き、次の標的を探す。溜め息の後に、唸り声に近い声でキラーに言った。
ｷｯﾄﾞ｢……次で最後だ。｣
ｷﾗｰ｢付き合わせといて、困ったヤツだ。｣
俺は気配に気付き、足を止めた。
ｷﾗｰ｢キッド？｣
ｷｯﾄﾞ｢…………珍しいヤツがいるな。｣
ｷﾗｰ｢誰だ。｣
暗い浜辺の向こうで、殺気をピリピリ放ってくるヤツが近付いてくる。
この気配、シャボンディ諸島で七武海のロボ野郎をヤッた時に一緒に闘ったから解る。
間違えるわけねぇ。
ｷｯﾄﾞ｢久しぶりだなァ……！！トラファルガー！！｣
どんどん近づく殺気は、俺をワクワクさせた。
ﾛｰ｢ユースタス屋｡こっから先は困る。客を招いて、宴の最中だ。｣
ｷｯﾄﾞ｢客だァ！？？そんなタマじゃねぇだろ！？ザコ相手にイライラしてたんだ！！トラファルガー、お前が相手しろ！！！｣
ｷﾗｰ｢キッド！！やめろ！！｣
ｷｯﾄﾞ｢あァ！？｣
ｷﾗｰ｢こいつとお前が殺り合ったら、本気で島が壊れるぞ！！｣
ﾛｰ｢部下の方が、利口だな。｣
ｷｯﾄﾞ｢んだと！？！？｣
冷静さを欠いた俺に、トラファルガーは睨んだ。
ﾛｰ｢珍しいな、ユースタス屋。何をそんなに無駄な戦いをしたがる？ここでやっもお互い何の利益もない。｣
その頃、黄色の潜水艦の上では──────
ｼｬﾁ｢ベポ、キャプテンは一体、誰んことに行ったんだ？｣
ﾍﾞﾎﾟ｢あれ、シャチわかんなかった？｣
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ｢ユースタス・キッドだ。｣
『ユースタス……キッド…………』
ｼｬﾁ｢マジか！？キャプテン大丈夫かな｣
少し潜水艦の甲板が、ザワつき始めた。
その中で、音もなく消えていこうとする揺れる小さな影を、ハートの海賊団のクルーは気付かなかった。
ﾍﾞﾎﾟ｢あれ！？Aは！？！？！？｣
“calm(ｶｰﾑ)”
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉＊(プロフ) - ミサキさん» ええぇえ！ホントですか(>_<)2で感動して貰えたんなら、続編書かなきゃ良かったッ(笑)！！ここで終わらしておけば良かったかもです(゜ロ゜;現に続編、展開に困ってます(笑)今後も、楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2016年3月11日 23時) (
レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 読んだら片目に……涙が(･д ;)シクシク (2016年3月11日 10時) (レス) id: 19b435ce1e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - あさん» あさんだ(*´∀｀)!!こんなに早くコメントいただき、ありがとうございますッヽ(´▽｀)/いやいや、お礼を言うのは私の方ですよッΣ(゜ロ゜)いつも、心暖まるコメントありがとうございます(*´∇｀*)続編も、是非よろしくお願いいたします！！ (2016年2月28日 22時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 本当にありがとうございました(^o^)続編も楽しみにしております(*^^*) (2016年2月28日 22時) (レス) id: 5e13aa48c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 銀之助さん» 銀之助さんもですか？！低迷してるように見えないですよッ！！私は特に中盤からは、自分で最所から何度か読み直します(笑)話がずれないようにするためですが、余計に混乱するときも、あります( ゜Д゜)夢小説は楽しいですが、難しいですねー(笑) (2016年2月28日 7時) (レス) id: 02f81fdce9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅葉＊ | 作成日時：2016年2月4日 2時
