譲れないもの ページ21
────ドンドンドン！！！！
扉から大きな音が響いた。次の瞬間、
ガウン！！
扉のドアノブが鈍い銃声と共に、部屋に飛び込んできた。
バンッ！と扉が開いた。
｢フッフッフッ……ッ！どうやって嗅ぎ付けた……！？｣
“ドフィ どういうつもりだ”
勢いよく入ってきたのは、汗だくのロシナンテだった。呼吸も乱れ、相当急いできてくれた様子であった。
シャツがはだけ、下着が露になっているAにドフラミンゴが馬乗りになっている光景を、ロシナンテは目にし、歯をギリッと食いしばった。
｢コラソン……落ち着け。まずはこいつを見てみろ｣
｢！？｣
怒りが抑えきれないロシナンテに、ドフラミンゴはとても落ちついていた。そして、まだ下に組み敷いているAの右腕を押さえ付け、手のひらにガラス細工の小さな人形を置いた。
『いやッ！』
｢……！！！！｣
ロシナンテは、Aの拘束されている姿に耐えられず、動こうとした。
｢コラソン！！！それ以上近付いたら、コイツを切り刻んでってやる……動かず、見てろ｣
｢……！｣
ドフラミンゴはニヤッと笑って言った。
｢さァ……A。さっきみたいに言ってみろ。“Gold”と｣
『…………いやッ！海賊の言うことは聞かないッ！』
｢コラソンも海賊だ。それに……これ以上こんなとこ、見られたくないだろ？｣
『ぁ……ッ！』
ドフラミンゴは膨らんだ胸元を長い舌で、ベロンと舐めた。Aは腰を浮かせ、ビクンっと身体が揺れた。
『いや…ぁ……ッ！……Gold……ッ』
｢あァ。いい子だ……｣
ガラスの人形は小さく光り、純金の人形へと変化した。
｢…………！！｣
ロシナンテは少し驚いたが、Aの自由を奪っているドフラミンゴの方が許せなかった。
“あくまの実か それより Aをはなせ”
ドフラミンゴは、冷淡に笑った。
｢純金に変えれるなんて、すげーじゃねぇか！！ファミリーに入れてやろうと思ってなァ……！！｣
｢！！｣
ずっと我慢していたAの目から、涙が溢れ出していた。
｢フッフッフッフッ！！コラソンの女としてじゃく、俺のモノとしてなァ！！｣
ロシナンテは、頭の中で何か切れたような感覚になった。
表情は無となり、サングラスの奥で鋭くドフラミンゴを睨んだ。
そして、銃口をドフラミンゴへと向けた。
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紅葉＊(プロフ) - まるるさん» 遅くなりましたが、ありがとうございます(*^O^*) (2020年5月1日 4時) (
レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 本当に素敵な作品でした。 (2020年1月27日 22時) (レス) id: dc3f6f8033 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 最高すぎます。番外編、現実である事を願ってます。ロシナンテ大好きです。3人ともずっと幸せでいて欲しいですね(´ｰ｀) (2020年1月27日 22時) (レス) id: dc3f6f8033 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 藍子さん» 遅くなりましたが、コメントありがとうございます！ちょうど、娘がロシーと同じ年くらいに書いたのでロシーちゃんの反応はうちの娘に近いリアル感なんですよ(*ﾟ∀ﾟ人ﾟ∀ﾟ*)♪ (2018年12月30日 21時) (レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
藍子 - 娘のロシーがパパって抱きついたのが可愛いくて胸がキュンってなりました。( ≧∀≦)ノ (2018年10月23日 19時) (レス) id: 71d779dc38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉＊ | 作成日時：2016年1月8日 5時
