悪魔の誘惑 ページ2
ロシナンテがお店に顔を出さなくなって５日目。
私いつものように、居酒屋での仕事をしていた。
今日は開店してから、お客があまり入らず、いつものように馴染みの客と話していた。
カラン……
｢よォ……！｣
ドンキホーテ・ドフラミンゴ……！
ツカツカとAに近付くと、大きな身体をグンと屈め、私の顎をクイと持ち上げた。
｢お嬢ちゃん、ちいと話がある。付き合え｣
ニヒルな笑顔を浮かべ、自分の好きな席に歩き始めたドフラミンゴに、指でクイクイと呼ばれる。
ユーリおばさんと目が合い、私はキュッと唇を食い縛り、頷いた。
その時、心配そうなユーリおばさんの顔があった。
ソファーにドカッと座ると、少しだけ離れたソファーを指で差し、｢そこに座れ｣ と、偉そうに指示した。
私は平静を保ちつつ、ゆっくりとそこへ座った。
｢前より、怯えなくなったなァ？｣
『……ご用件は？』
｢コラソン……最近ここへ来てないだろ｣
『……！』
｢フッフッフッフッ……そうだよなぁ。最近、夜出掛けてないからな｣
『……どうして？』
｢フッフッフッ…俺が聞きてぇ｣
『え？』
｢ケンカでもしたかァ？｣
『……わからないんです』
｢あァ？｣
『急に来なくなった理由が…わからないの』
｢！フッフッフッ…フラれたか｣
『……！』
｢と言いたいとこだが、コラソンの様子が少し変だ｣
『え？』
｢他のファミリーじゃあ、わかんねぇと思うがな。身内の勘ってやつだ｣
『……どうしたら、いいと思いますか？』
｢！それを、俺に聞くのか｣
何か企みが有るような笑顔を浮かべ、愉しそうに笑った。
｢フッフッフッ………面白い女だ。イイだろう……！！｣
『本当ですか！！』
パアッと笑ったAに少しドフラミンゴは身体を揺らした。
｢但し……条件がある｣
低く唸るようにドフラミンゴは話す。Aもビクッと胸の奥が揺れる。
｢今すぐ、今俺達がいる屋敷に来い……！｣
『！！』
｢心配するな………屋敷には、コラソンもいる。……何もしねぇ………たぶんな｣
フッフッフッ………と心から愉しそうに、ドフラミンゴは笑う。そして、試しているかのように、Aを見た。
｢さァ………どうする…………？｣
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紅葉＊(プロフ) - まるるさん» 遅くなりましたが、ありがとうございます(*^O^*) (2020年5月1日 4時) (
レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 本当に素敵な作品でした。 (2020年1月27日 22時) (レス) id: dc3f6f8033 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 最高すぎます。番外編、現実である事を願ってます。ロシナンテ大好きです。3人ともずっと幸せでいて欲しいですね(´ｰ｀) (2020年1月27日 22時) (レス) id: dc3f6f8033 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 藍子さん» 遅くなりましたが、コメントありがとうございます！ちょうど、娘がロシーと同じ年くらいに書いたのでロシーちゃんの反応はうちの娘に近いリアル感なんですよ(*ﾟ∀ﾟ人ﾟ∀ﾟ*)♪ (2018年12月30日 21時) (レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
藍子 - 娘のロシーがパパって抱きついたのが可愛いくて胸がキュンってなりました。( ≧∀≦)ノ (2018年10月23日 19時) (レス) id: 71d779dc38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉＊ | 作成日時：2016年1月8日 5時
