ライバル ページ13
翔は静を見て、興味無さそうに答えた。
「うざ。わかるだろ、フツー。」
「何で言わねーんだ！！俺が女子苦手なの知ってんだろ！肩組んだりしちゃったじゃねーかよ！」
「別にいーじゃん。」
『小３だし、そんなん普通だろ。』
「俺には普通じゃねーんだよ！！」
「３人は同級生だったの。初めまして、町田です。元隆北高校のバスケ部マネージャーでした。」
『挨拶が遅れました。央崎付属高校バスケ部キャプテンの柊 Aです。今日は静の学校で練習試合をして、勝ちました。』
「A！！アホ翔に、言うんじゃねーよ！！」
「すごい！女バスで…！！私は央崎大の一年なんす。」
『…！本当ですか。では、またお会いするかもですね。大学の男バスと練習試合をたまにします。』
「…！！お前ら大学の男バスと試合してんのか！
慣れてるはずだ…！お前らのチーム、ちっとも物怖じ全くしねーし、スタミナ凄いし、何より落ち着いてんだよ。」
「じゃあ、次は陵北と練習試合やろ。んで、三寿々の弱点教えろ。」
『翔は陵北高校か。いいよ。切り崩しとか、突破口を教えてやる。』
「A！お前、どっちの味方だよ！」
『どっちでもない。』
「由希センパイ、Aと連絡先交換してー。メモリあんま増やしたくないし。」
「…！別にいいけど。」
『翔の彼女さんで、央崎のセンパイですね。オッケーです。町田センパイ、よろしくお願いいたします。』
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
「なんかAが敵に見えてきた！！スゲー嫌だ！！！帰るぞ、A！！！」
『ほーい。では失礼します。おーい静、待て。置いてくなって。』
無性に腹が立った。
俺は今、何に腹を立ててる────
────一方、その頃。
「成瀬、袴田くんは何で柊さんをずっと男だと思ってたの？」
「静だから。」
「は?」
「A、髪めっちゃ短くてバスケの格好してたからな。」
「なるほど。性格もなかなか男らしかった。」
「あのまんま。ただ、バスケやってるときは性格が変わった気ぃする。さらに男らしくて、格好いい。」
「あんまりにも綺麗な人だったから。ちょっと雰囲気が成瀬のお姉さんに似てた。」
「Aが可哀想。」
「…。スタイルも良かったし、ああやって並んでると袴田くんとカップルみたい。」
「それも、Aが可哀想。」
「あんたねぇ…」
「俺は由希センパイが一番だし。」
「……もういい。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星猫 - narutoは知ってます？ (2020年6月19日 23時) (
レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 飛鳥さん» コメントありがとうございます！そんな風に思っていただいている方がいらっしゃるなんて嬉しいです(*´｀*)アッキーは落ち着いたクールなお兄さんな雰囲気なキャラにしたかったんです！そういうキャラに注目していただけると思ってませんでした！！感激です(*^▽^*) (2019年7月12日 22時) (レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 静好きだぁ〜！個人的にアッキーがカッコよくて好きでした！！とても面白いです！！ (2019年7月10日 2時) (レス) id: a42a465ba0 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - みおさん» 初コメントありがとうございます！なななんと、嬉しい( ≧∀≦)新刊出て、袴田萌えが溢れてるんで頑張ってみますね！！ (2019年2月23日 20時) (レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉＊(プロフ) - 森田菜々子さん» コメントありがとうございます！たくっちさんを知らないので申し訳ありませんが、できないと思います。ご期待に添えず、すみませんm(_ _)m (2019年2月23日 20時) (レス) id: 06ce06fb64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅葉＊ | 作成日時：2018年7月5日 6時
