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“ 8 ” ページ8
さ と し サ イ ド。
智「ありがとう･･･っ･･･。
こんな頼りない俺に
ついてきてくれて･･･。
ほんとに感謝してます･･･っ･･･。
これからも、頼りないかもしれないけど
よろしくね･･･」
すると、Aは子供を宥めるように
俺の背中を擦ってくれた。
その優しさが心に染みて
俺は溢れ出る涙を止められなかった。
智「･･･っ･･･A？」
A「大丈夫？」
智「うん･･･」
A「ふふっ、どうかした？」
智「あのさ
特別、何を与えるでも求めるでもなく･･･」
A「ふふっ、突然どうしたの？」
智「だから
無理に寄りそうわけでも
意味を添えるでもなく･･･」
A「ふふっ、うん 笑」
上手く伝えたいのに、伝わんない。
しかも、Aは笑うのを堪えてるし。
よし、もう言いたいことを直球で言うぞ。
智、ファイト !
智「つまりは
二人の最大公約数を探しにいこう」
A「ふふっ、うん 笑。
智がそう考えるなら、
あたしは一生ついてくよっ」
智「んふふっ、ありがとう !」
最大公約数を探しにいく旅の途中に生まれた
分かり合えない想いは
無理に頷かないで
いつかの楽しみにとっとこう。
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作者名：ぴーち。 | 作成日時：2013年3月2日 0時
