最近日向のバレーが少し上達した件について

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その後遠征は終了

次の遠征は夏休みの遠征となる





夜中になり学校に到着

武田「では明日はお伝えした通り体育館の点検作業が入るので部活はお休みです
この所休み無しでしたのでゆっくり休んでください」




みんな解散し僕も帰ろうとした

すると


谷地「ああぁぁ！！やっ、やしろっ、弥白さっ！！弥白さん！！！」

谷地さんが焦りながら僕の服を掴む
グワグワと体を揺らされる

『えっ、な、なに？谷地ちゃん？どした？え？なに？』

話を聞くとどうやら日向と影山が自主練していて喧嘩になったらしい。
僕は谷地ちゃんと急いで体育館へ向かう



『おい！！！お前ら！！！！



やめろっ！！！』








僕は影山と共に帰り道を歩いていた

『で？なんで喧嘩になったわけ？』

影山「日向が…目を瞑らねぇで速攻やるって……

あいつは技術も全然ねぇのに…出来るわけねぇだろ…………。この速攻にあいつの意思は必要ねぇ。」

『………影山…。

僕はな……日向の意見に賛成なんだわ悪いな。』

影山「なっ！？なんでだよ！！！

あいつが目ぇ瞑らなきゃこの速攻は決まらねぇ！！
点にならねぇんだよ！！！」

『………うーん…。
影山はさ……あの速攻に日向の意思は必要ないって言うけど…。速攻において攻撃の主導権を握ってるのは日向だよ…。』

そう言って僕は影山と別れた。


きっとあの速攻は日向が成長しなきゃもう上には通じない。
速攻の最大の弱点はブロッカーの慣れ。日向に少し余裕が出来れば…………きっと全国に通用するようになる




次の日学校が終わり僕は坂ノ下商店に来ていた


『コーチはどうするんですか？日向と影山の件』

烏養「どうって言われてもなぁ…。

元々見たことねぇ速攻をもっと進化させるなんて
無理だろうな…。」

まぁ確かに自分がジャンプの最高地点にいるのはほんの一瞬だ。
『でも僕は日向の言うこと何となく分かりますよ？

大鳳中学にいた時
僕、そんなにパワーなかったんでブロックに負けることがほとんど。
でも僕には空中にいる時ブロッカーの指先、そしてそのブロックの奥まではっきり見ることをが出来る

だから僕はほんの一瞬その一瞬でボールを操る
ごく稀にそういう選手がいますけど…。僕も日向もその部類なんじゃないですかね…。』

烏養「………。」

そんなことを話していると

店のドアが空く

烏養「日向か…」

日向「コーチ、弥白…。
俺はどう練習すればいいですか？」

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