最近日向のバレーが少し上達した件について

・ ページ14

落ちた拍子で雑誌は違うページを開いており菅原さんがそのページを見て言う

菅原「牛若だ…！」

そのページには牛島若利と書かれた選手がいた
ジャージの胸元にはJAPANと書いてあった

日向「JAPAN！？」

すると澤村さんや他の人も部室にきた

澤村「おーい！さっさと外でろ！
ランニング行くぞー！」

菅原「いや、牛若が世界ユースに入ってる！」

その言葉に澤村さん達は動揺を見せる

山口「世界ユース？」

月島「簡単に言うと19歳以下の日本代表」

澤村「春高で宮城の代表になれるのは一校だけ…。
俺達が全国に行くには牛若や及川を倒さないといけないわけだ


おっしゃぁ！！ランニングいくそー！！！」



「「「「「おーーーっす！！！！」」」」」





そしてバレー部員達は急な坂道の前にいた

田中「きたぜ！烏野名物ハートブレイクヒル！」


澤村「よーし！中腹まで坂道ダッシュ1本」

そして2組ずつ走っていく


僕は日向と影山の前にダッシュを開始




そして中腹に着く


『…ふぅ。』




すると後ろの方から

「「うぉぉぉおおぉぉ！！！！！」」

と日向と影山が終了地点を無視し走っていく


『…あ。』

田中「おおおぉい！！どこまで行くんだお前ら！！！」

月島「もういいんじゃないですか？ほっとけば」


『すいません田中先輩』

田中「お？なんだ？」

『この坂道まっすぐ行って下るとどの辺に着きます？』


田中「えっ！？どこだったっけな…。」

月島「若野あたりじゃないの？」

『若野………。確かさっき月バリ載ってた牛若のいる白鳥沢の近く…かな

ちょっと俺2人の事連れ戻してきますね』

田中「あっ！おい！」









僕は先に進み坂道を降り始める


『若野…三丁目…。』


いや………あくまで可能性だが…いや有り得るかもしれない…………。いやっ、でもさすがに…。



「あれぇ〜？君何してんの？」

『あ…………』

白鳥沢のジャージ…

『えっと………あのその…。』

「ひょっとして迷子か？」

『いや……さすがにこの歳で迷子は無いです…。』

『あの…白鳥沢の人ですよね？

牛島若利？さん…でしたっけ？ロードワーク一緒じゃないんですか？』

「若利くんいっつも1人で先行っちゃうんだよね〜」


ここが白鳥沢のジョギングコースなら………大いに有り得る…

『すいませんありがとうございます
それじゃ失礼します』


僕は白鳥沢の人たちに頭を下げ
白鳥沢学園へ走って向かった。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す