ハロウィンの花嫁 ページ39
コ「…もし良かったら、ボクにも教えてくれない?松田刑事のこと……」
佐「え?」
コ「話してるうちに何か思い出すかも知れないでしょ?」
そう言ったコナンくんは私の隣にいる松田さんと佐藤刑事を交互に見る。
おそらくコナンくんは見えないけど、私の隣に松田さんがいることを確信してるんだ。
佐「………。そうね…彼が捜査一課に配属になったのは3年前の11月1日…ハロウィンの翌日だったから覚えてるわ…だけど急な転属だったから名刺は間に合わなかったの…」
松「そうだな……そうなんだよ…だから覚えられないんだ…名刺を、外国人にいつどこで渡したかが…」
『そう……』
私はそう言ってから松田くんが話したことをもう一度繰り返し、2人に伝える。
すると佐藤刑事は頷き、話を続けた
佐「でも4月1日は内勤だったし、5日も護送任務で留置所と拘置所の往復で終わり…7日は彼が亡くなる直前まで連続爆弾犯の追跡をしてたから……」
連続爆弾犯の追跡…そう言った佐藤刑事に松田さんははっ!とし、顎に手を置いて何やら考え出した。
佐「そう、112月6日だけ…だけど勤務が終わってから誰かに渡した可能性もあるよね?アイツ、うちの課に来てから1週間家に帰らないで庁内に泊まり込んでいたのよ…」
松「そういや、その日は……連続爆破事件の事調べてたな……」
と呟いた松田さんの言葉を私はもう一度繰り返す。
佐「でも、何か特別なことがあったって記憶はないのよねぇ…」
松「あぁ…強盗犯、捕まえてバスの暴走を止め、あと飛び降り志願者の制止…午前中はそんなもんだったな……」
それをまた私は繰り返し2人に伝える。
佐「午後は担当時間の書き込みだった…」
松「その頃俺は、ダチにメールしてたんだよな……。送信しても受け取ってくれねぇ、吹っ飛んじまって殉職した萩原に…」
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詩人 - p.39佐藤刑事112月ってなんぞや…(笑) (1月3日 16時) (レス) @page39 id: 8db6d02d75 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 哀ちゃんキャラがw (6月20日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ - 中村じゃなくて、村中ね… (6月4日 17時) (レス) id: d10d627114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 | 作成日時:2023年1月6日 0時