貴方色丿琥珀糖。 (ページ25)

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藍色ページ25

×38期谷口理

×38期夢主
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You side

「あ！A！！ちょっと確認せなあかんこと

あるから、家行くのちょっと遅れるわ！！」

『え？家？？今日来るの？』

「えっ、今日やろ？二人で飯作ろー言うて」

『……うっわ！！！！忘れてた！！』

出番終わり、コンビニでも寄って

帰ろうかなんて考えていたら

今日はそんな用事があったのを思い出した。

理は慌てる私を見てケラケラ笑っている。

冷蔵庫、何か入ってたっけ？

『ごめん、食料ほぼ無いかも』

「ほな少し待っててくれれば買いに行けるで？

話もそんな時間かからんと思うから、

終わったら一緒に行こうや」

『うわぁそうする…ほんまにごめん』

「ええよ！そっちの方が楽しいし」

待っといてーとニコニコ笑顔で言われ

つくづく理の優しさを感じる。

でも、いつもその優しさに甘えてばかりやなーと

少し反省する。

何か理が欲しがってるの買ってあげよう。

そんこんなで楽屋で待つこと10分。

バタバタ騒がしい音を立てながら

理がこちらに走ってきた。

「ごめん！！遅なった！！！」

『いやいや、全然待ってへんよ笑』

「ほな行こう、鍋食べたいわ鍋」

『いこいこ！」

お疲れ様でしたー、と先輩方に挨拶をしながら

理と二人で難波の街を歩いていく。

理も私もジャンプが好きやから、

しょっちゅう二人でその話をしている。

「よっしゃ、全部俺が出したるわ」

『まじ！やったー！！』

こうやって買い物に行くと

だたい理が払うと言い出す。

最初こそ遠慮してたけど、どう言おうと

聞く気がないことを十分理解したので

最近は有り難く受け入れている。

二人で一度別行動をして、

合流して食べたいものを見せ合うことに。

「あっれお姉さんそこの菓子類は…？お鍋？」

『やだお兄さん一緒に食べようと思って買っただけ』

『別に普段の私の食料として買った訳やないです』

「にしては量…アレッ？」

『理といっぱい食べたいから』

「…許します」

『やった笑笑』

二人でパンパンになったカゴを抱えて

のんびりレジへと向かった。