貴方色丿琥珀糖。 (ページ9)

今日:12 hit、昨日:3 hit、合計:52,003 hit

▷ ページ9

「えぇ、みながわさん可愛い笑」

『なんやそれ！分かって言うてる？！』

『“可愛い”って弱くて小さいものに対して

愛おしさを感じる、とか他には可哀想って

意味やで？！本気で言うてんの???』

「あ戻った」

「てか知らないんですよ笑」

考えれば考えるほど空回りする。

彼女の目の前で恥ずかしいし。

九「僕出てった方が良いですかねぇ」

『今更顔出さんでええわ！』

「九条ー、この人怖いわぁ」

『ほんで行くな！！！』

ぎゅ、とAの腕を思わず掴む。

びっくりしたのか嬉しかったのか

Aの頬もほんのり赤く染まる。

「しっかり引っかかったなみながわさん」

九「そうですね笑」

『え？』

「わざと話そ、ってさっき言ったんですよ」

「ほんで九条に付き合ってもらって」

九「やらしてもらってます♪」

…今までで1番後輩殺したなった。

恥ずすぎるやん。

けたけた笑う二人、落ち着いたところに

Aにしか聞こえないように声をかける。

なんですか、と小声で近づいてきたAの

腕を引っ張って一瞬、唇を重ねた。

そして一瞬にして真っ赤になるA。

九「あれ、Aさん大丈夫すか？」

「え、あぁうん！なんもない！！」

分かりやすく慌てるA。

あかん、可愛すぎるけど、やっぱり

他の奴には見せられへんわ。

後でいじり倒したろ。笑

その後は家で、、、?

_____