今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:25,061 hit
小｜中｜大
#024 ページ28
Lily side
ムカつく。
こういう時にモリシは煙草を吸うのか。
ただ、生憎俺には合わない。
『何なんだ、何処と何処がどうなってんのや』
Aは健人のことが好き、健人もAが好き。
それやのに、Aは九条と付き合ってて？
訳分からんわ。
Aの行動は、全て思わせぶり…？
『九条ってのも問題なんよな』
あいつが九条から素に戻った時が1番やばい。
Aは、そんな奴でええの？
まぁ、俺もあんま言える訳ではないけど。
『俺の事、全然見てくんねぇじゃん』
ましてや、後輩に取られていたなんて。
気付けなかった自分にも腹立つし
そもそも何でAはあいつを選んだんだ。
悔しさから妬みが止まらない。
「あのー、誰かいますか？」
『…ん』
うわ、スタッフさん来たか。
そろそろ出番だったよな。確か。
『すみません、出ます』
ひとまず出番はしっかりやらねばと
深呼吸して部屋の扉を開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：情夜 | 作成日時：2021年7月28日 19時
