【マギ】誰を愛し、誰に愛される【短編集】

【アリババ】一目惚れ【甘】 ページ23

シャ「よぉーっしアリババ！行くぜ！」
ア「ちょ、師匠！！」









剣術の鍛錬も、だいぶ板についてきた。
毎日師匠が通っているという酒場。
俺も…２.３回は行ったことがある。









……だけど。









いっつもいっつも、デカイんだよ！
師匠とかアラジンは可愛い女の子に囲まれて…ッ！
イチャイチャしてるくせに……ッ！









シャ「どうした？」
ア「いやっ、別に……」
シャ「そうだ。今日はなんかいい奴が入ってるらしいぜ？」
ア「そうなんですか……」









俺はもう諦めている。
その、いい奴とやらは師匠の元へ行き
俺のところにはエリザベスとかいう奴が……









「失礼します」
ア「……え」
「Aです。お隣、いいですか？」









か………っ









可愛いぃいいいぃぃいい！！









シャ「良かったなぁアリババ！」
ア「え……っと、はい。どうぞ！////」
「ありがとう」









露出の高い服を着て
俺の隣に座った少女……
かわいい。すごくかわいい。









年は俺より少し小さいぐらい？
でも今までこんな子見たことなかったな……
もしかして、この子がいい奴！？









「シャルルカン殿から、聞きました」
ア「え…、師匠から？」
「アリババさん、ですね」









……なるほど！
師匠が俺のために……ッ！









シャ「A、今夜は思いっきり楽しませてやってくれ」
「はい」
ア「そんな、俺……」
「お代はサービスです。楽しみましょう」









そう言って笑う少女。









………一目惚れ、しちまった。

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