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・16話 ページ16








「海だー‼」





と。言ったものの、
海に来た理由は1つ。訓練だ。






「砂浜でのトレーニングは
 普段使わない筋肉を使う。
 遊びだと思わないように!」



『はい!』




隊長の言葉は全体に言われたはずなのに
目がずっと私とあっていたので、




自分に言われているようだった。




「A、隊長に睨まれてたな」





嬉しそうに松田君は言う。



「そりゃーあんだけおっきな声で
 海だーって叫んでたからな。」




もう叫ぶなよ?
と諸伏君は苦笑い。






いいじゃないか。
海なんて久しぶりなんだから。





と思ったが、練習内容を見て
これはホントに遊びじゃないと
痛感した。








ワンセットが終わった時点で
10分の休憩が入った。




もうすでにクタクタだ。
これがあと5セットもあると思うと
白目を向きそうになる。





「降谷君。私、死ぬかも…」


1番元気そうな降谷君に声をかける。




「さっきの元気はどこいった。」


「降谷君の体内に取り込まれていった。」


「そうか。それはよかった。」




ミネラルウォーターを飲みながら
地味に馬鹿にしてくる降谷君。



見てたら私も喉が渇いてることに気付く。





「水ちょーだい。」


「ん。」







ん。って可愛いななんて思いながら。




休憩が終わる笛の音が聞こえてきて
吐きそうになった。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「つっかれたー!」


全6セット、かかった時間約7時間。
訓練を通り越してもはや、地獄だった。





そしてここから後2時間
勉強しなくてはいけないのか。
と無意識にため息が出た。




「Aちゃん!
 今日こっからの授業なくなったって!
 特別に海で遊んでいいらしい‼」



「それ、ホント⁉」




やったー‼って叫んでから
いつもの彼女を連れて
女子更衣室に駆け込んだ。





「やっぱり私達のふんでた通りだね。」

「だね。Aちゃんが
 言ってくれてなかったら私も水着持ってこな
 かったよ、絶対。」




着替えたし早速行くかー!
って2人で海へと駆け出した。



以外にも水着姿の男子は多かった。






「みんなおんなじ事考えてたんだね笑」


「ね。

 
 …ねぇ、5人のところ行かなくていいの?
 見せてきなよ、その巨乳。」



ビキニだとさらしは外すもんね。
なんて、ニヤニヤ笑うこの子は
心底楽しそうだ。

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ゅゅ - めちゃくちゃ好きです……この小説で警察学校組に興味を持ったのでほんとに感謝です、!!更新待ってます! (2021年5月22日 10時) (レス) id: cd6ed5edd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月18日 11時

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