校舎裏の花壇４

１４３.見ただけで痛い ページ16

そのまま兄貴は俺を引きずって部屋の端へ。

ゴンッと勢いよく壁に叩きつけられた。

遊馬「あだだだだ！！」

そのままぐりぐりと押し付けられるからたまったもんじゃない。

静馬「お前，何をしたかわかっているのか？」

兄貴の表情はわからないが声音からしてマジで，今まで俺がやらかして怒られたときのどれよりもやばい。

遊馬「だからマジで誤解だってあだだだだだだ！！」

頑張ってみるが無言で力が増しただけだった。


A side


気が付いたらもう遅くて。

あの時みたいになったらどうしようとパニクってたらいつの間にか遊馬くんの悲鳴が響いていた。

慌てて起き上がってそちらを見たら壁に押し付けられてる遊馬くん。

・・・見ただけで痛そう。

静馬先輩の怒りの矛先は私には向いていないようだけれど，どうしよう。

A「あのっ，静馬せ・・・」

途中まで言いかけて，あることに気が付いた。








・・・・・・静馬先輩の口元に，笑みが広がっている。








どうやら遊馬くんが故意で私を押し倒したわけではないということはわかっているようだった。


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期待を裏切らないようにとか言っておきながらシリアス避けたら結局つまらないギャグに・・・！

なんかもう・・・ホントにごめんなさい。

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