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大河side
横原に案内されて、仲間を紹介されて、相談をして・・・
放課後の出来事なはずなのに体感は半日分の疲れだ。
『疲れた顔してる』
大河「え？？」
横原「普段やらない事ばっかりだったしな。でも影山くんって結構話しやすいだろ？」
大河「うん」
『うちの中でも癒し系だものね』
ふわっとした表情にゆったりとした口調は話す人の気を許してしまう。
そんな雰囲気を持っていた。
横原「にしてもがちゃんにも悩みはあるんだな。意外と何も考えて無さそうだけど」
大河「俺が何となく生きてるみたいに言うのやめてよ！」
確かに俺は周りから見えれば天然でフワッとした性格なのだろう。
まぁ、しっかりした優等生タイプでも前向きで活発なタイプでもないのは確かだ。
大河「すぐそこだから、ここで大丈夫だよ」
横原「そっか。じゃあ、また明日な」
『ばいばい』
大河「うん」
家のすぐ近くの曲がり角で2人と別れ俺は家へと帰った。
大河「ただいま」
母「おかえり、遅かったのね」
大河「ちょっと友達と話してた」
母「そう」
大河「母さん、父さんの事聞いてもいい…？」
俺は今母さんと兄さん、そして俺の3人家族だ。
父さんは・・・
母「そうね。そろそろ大河にも話さないといけないわね」
俺と母さんはリビングに行き父さんの話を聞いた。
それを聞いたからといってどうすることもない。
過去はあくまで過去
それを変えることなんかできない。
でも、その経験で誰かを救うことができるのだとしたら、受け入れなければいけないことだ。
俺はそれから父さんの話を聞き気持ちを整理するため部屋に閉じこもった。
大河「明日もまたなのか・・・」
目まぐるしい1日に疲れ果ていつの間にか眠りについていた。
明日、人生を変える出来事が起こるとも知らずに・・・
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作者名：椋和 | 作成日時：2022年11月6日 19時
