これが日常 ページ3
Aside
私の通う高校は特に天と地との差があると思っている。
キラキラしたオーラを放ついわゆる1軍女子
厚化粧に臭い香水の匂いをぷんぷんさせた私には無縁の存在
それと対等にかっこいいイケメンと言われ1軍男子
女子からの視線も熱く、誰にでもいい顔を見せようとする存在
それに比べて私はスクールカストでいう3軍
別になりたくてなったんじゃない。
周りが勝手にそう決めた。
その選択がこれからの学校生活を決めているのだ。
女子1「あれ?今日も来たの?」
女子2「え?あぁ、おはよう」
クラスの女子は私の髪を掴み床へ投げ飛ばした。
もう痛いなんて感情はどこにもない。
こんなこと慣れてしまったから。
起き上がろうとすればいきなり蹴りつけられる。
男子1「おっと、わりぃな。床かと思ったわ!」
男子2「おいおい気をつけろよ。こんなかわいい子を蹴るなんてなぁ!」
もう1人の男子が私の髪を引っ張り笑いながら顔を合わせる。
男子1「おぉ、そうかそうか。それじゃあもっと可愛くしてやんねぇとなぁ」
男は手を高く振り上げそのまま勢いよく振り下ろした。
咄嗟のことで受け身をとることができなかった。
私はさらなる痛みを覚悟した。
??「おっはよー!」
聞きなれた声に振り下ろされた手もとまる。
そこにいたのは・・・
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作者名:椋和 | 作成日時:2022年11月6日 19時