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〜出会い〜 ページ17

新side
 そんなある日、彼に出会った。

 それは体育の授業で2人一組で行うものだった。

 もちろん友達の居ない俺にはペアになる人なんていない。



??「ねぇ、一緒にやってもいい…?」



 話かけてきたのはクラスでも中心的メンバーとよくいる松尾龍くんだった。



新「なんで俺なの。ほかに友達いるでしょ」

松尾「俺のグループ奇数だからさ。ね?いいでしょ」


 ちょうど一緒にやる人もいなかったし、授業受けないと先生うるさいからいいか。

 俺は松尾くんと授業を受けた。

 その日の放課後・・・



松尾「新!一緒に帰ろう!」

新「え・・・」

松尾「嫌…だった…?」



 そんな小動物みたいな目で見られたら断るにも断れない。



新「いつも一緒にいる友だちたちは?」

松尾「アイツらは補習と部活。俺、今日部活ないし!」

新「そっか・・・」



 俺は何故だか松尾くんと一緒に帰ることになった。

 隣を並んで歩くのが今までなかったから変にぎこちなく不思議な気分になっている。



松尾「なんか・・・ごめんね」

新「なんで謝るの」

松尾「いや、迷惑だったかなって思って」

新「別にそんなことないけど」

松尾「そっか!よかったぁ」



 いきなり謝ったり、テンション上がったりほんとに読めない。



新「ねぇ、1つ聞いていい?」

松尾「うん、何でも聞いて!」

新「なんで俺に話しかけたの」

松尾「え…」

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作者名:椋和 | 作成日時:2022年11月6日 19時

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