【藤原樹】キミは光【THERAMPAGE】 (ページ19)

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俺の意思ページ19

樹side
　沈黙が続いた。

　こういう時は俺から話さないと、俺が用事があって来たんだから話さないといけないよな

樹「昨日は変なこと言って…ごめん」

『・・・・』

樹「あの後、北人さんからお前のこと聞いた。何も知らずに、なにも考えずに言ってしまった…悪かった。ほんとにごめん」

『いいんです。関係のない人を巻き込みたくないので…』

樹「まこっちゃんたちもか」

『まこっちゃんや翔吾には話してない』

樹「巻き込みたくないから？」

『いいの…私の問題だから…』

　《私の問題》

　その言葉が妙に俺には引っかかった。

　誰にだって悩みはある。

　でも、それを誰かに話して解決しないと前には進めない

樹「俺には何もできないかな(ボソッ」

『え・・・』

樹「いや…北人さんと壱馬さんに言われたんだ。樹になら助けられるんじゃないかって」

『そんな無理しなくても』

樹「…助けたい！俺の意思じゃダメかな…」

　そうだよ。

　助けたいんだ…！

　こいつの話を聞いた時から助けたい、守りたい。

　そんな思いが俺の中を渦巻いている。

　俺にそんな力はないのかもしれない。

　でも、少しでも、君の支えになれるのなら俺は…

　１人頭の中で自分に問いかけているとき、いきなりリビングの扉が開かれた。

　そして、そこにいたのは…