はしもっちゃんの家 ページ8
瑞稀side
俺とはしもっちゃんのいつもの通学路。
今日は3人でこの道を歩く。
その雰囲気は、今の天気のようにどんよりとしていた。
瑞稀「入ろうっか」
2人が頷いたのを確認しカギをまわした。
ドアを開けるといつもと変わらない部屋
まるではしもっちゃんが走って出迎えに来てくれるように感じた。
そのまま靴を脱ぎリビングへと足を進めた。
蒼弥「はしもっちゃんにしては珍しく綺麗な部屋」
瑞稀「そうだな」
いつもなら服や帽子がそこらへんに落ちていることが多いリビング。
それが今は引っ越ししてきたばかりのようにきれいな状態だった。
その場を左に曲がると寝室がある。
そこにある教科書や勉強道具なんか乗っていない机に白い紙が乗っていた。
瑞稀「“俺の大親友たちへ”」
蒼弥「読んでみよっか」
1通の封筒の中には3人宛の手紙とそれぞれの名前が書いてある手紙が1枚づつ入っていた。
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作者名:椋和 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/annsatupuri/
作成日時:2019年7月15日 13時