俺が隣じゃだめですか？【井上瑞稀】 (ページ3)

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大変ページ3

瑞稀side
　夜、俺は気晴らしに海を見に来た。

　街はずれでとても静か。

　俺は月明かりと海のコントラストがきれいだな…

　ふと浜辺の方に目を向けると、女性が一人海の方へ歩いていくのが見えた。

　あのままだと沈んじゃう

瑞稀「ちょっと！何してるんですか！」

『え・・・』

瑞稀「このままだと溺れちゃいますよ！」

『あぁ…ごめんなさい。声をかけていただきありがとうございました』

　クリームがかった茶色の髪に少しウエーブがかかっていた。

　水色のカーディガンにフレアスカートを着た女性だった。

瑞稀「どうしてこんなこと…」

『どうしてでしょう…でも、向こうから私を呼んでいるような気がしたんです』

瑞稀「呼んでいる…？」

『あら、私ったら何を言っているんでしょうね』

瑞稀「よくわかりませんが、もうこんな事しないでくださいよ」

『はい、本当ありがとうございました』