Ghost【檜山光成】 (ページ7)

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３輪の花ページ7

檜山side

『え・・・』

檜山「会って２日も経たない俺にそんなこと言われても困りますよね…でも、俺は本気です」

『そうですか…』

檜山「返事は今じゃなくてもいいです。また来ます」

　返事を聞くのが不安になり俺はその場から離れようとした。

『ありがとう。そんなこと言われたの初めてでびっくりしちゃった』

　ケロッと笑いかける君

　俺の言葉ってそんなに響かなかった…？

『でも…ごめんなさい。あなたとお付き合いすることはできません』

檜山「そう…だよね・・・」

　振られた。

　当たり前のことだ。

　まだ日も浅いのに好きだなんて言われてもみんな答えは一緒だろう。

檜山「いいんだ。気にしないで。じゃあ…」

『できることなら付き合いたい』

檜山「え…」

『こんな私に話しかけてくれる人なんてあなたくらいです。優しいし温かい。私も、あなたが好きです』

檜山「それなら…！」

『私に“恋”はできないんです』

檜山「どういう事こと…」

？？「あれ？檜山くんだ！」

　振り返るとそこには深田と光輝が立っていた。

深田「なんでこんな橋の上に？」

檜山「いや…」

黒田「今日用事あるって言ってなかったっけ？」

檜山「もう済まさせてきたから」

深田「そうだったんだ」

黒田「でもびっくりしたよね。１人でしゃべってるんだもん」

檜山「え・・・」