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風磨「それで、その事件の事で何を?」
『手首と足首の圧迫痕を見つけたのって、風磨くんでしょ?』
風磨「正確に言えば、健人だけどね。それがどうかしたの?」
涼「風磨くんたちなら、そんな重要なことを見落とすわけがないと思って聞きに来たんだ」
風磨「そういうことな。あの解剖鑑定書を書いたのは、被害者が務めていた病院の人なんだ。おか
しいと思って調べ直したら、その痕を見つけて、上に抗議したんだけどな」
涼「ダメだったんだ」
風磨「もう、書類送検するからって」
『でも、病院の人もそんなこと見逃すかな』
風磨「それは、俺も健人も気になってた。見逃すほど小さな傷でもないから」
涼「あの病院、何かあるよな」
健人「ただいま」
勝利「お帰り、お疲れ様」
健人「もう、ほんとに疲れたわ〜。あれ、涼と輝夜ちゃんじゃん。どうしたの?」
風磨「4年前の事件の再捜査だってさ」
健人「そっちもそっちで大変だなぁ。んで、なんの再捜査?」
『女性医師殺人事件』
健人「あぁ、あれはひどかったよな。お腹の中に赤ちゃんまでいたのに」
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作者名:涼和 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/annsatupuri/
作成日時:2019年3月30日 16時