迷い猫は簡単に懐かない 【SixTONES】【SnowMan】

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ko side





「翔太くんの服だよね、似合ってるじゃん」


少し恥ずかしそうに2階から降りてきたAは制服の時とは違った印象で、特に大人っぽい服な訳では無いのに大人びて見えた


「ありがと。ちなみに高地くんの職業は？」

「俺はカフェの店員だよ〜某有名チェーン店」

「あ〜めちゃくちゃぽい。居そう」


そうかな？と聞くとめいいっぱい頷く様子は子供らしい


「今度遊びにおいでね」

「行ったらクリームサービスしてね」

「それはどうかな？」


えーっと口を膨らます様も見た目とミスマッチで可愛らしい


「こーち、A〜樹が車の準備できたって」

「わかった！！行こうか」

「…うん」


急に口が重くなったからどうしたの？って聞けばお得意の困った表情の笑顔


「本当にいいのかなって。みんな遠慮するなって言うけど家具なんて買ってもらって。そもそも…ここに居て」

「何言ってるの」


振り返ってAの頭に優しく触れる


「君よりみんな大人だし俺達もみんなここにいた先輩達に色々してきてもらったの。遠慮なんていらないから。それにここに居て欲しいのも俺らだよ」

「そうなの？」

「そうだよ。だからAは君みたいに困ってる人がいたら助けてあげて。あとここの大人はみんな単純だからありがとうって言ってくれれば嬉しいんだよ」


ほら、だから行こうと手を出すと小さい手がしっかり掴んでくれて安心したんだ


「ふふふ、ここの人はみんな頭撫でるの好きだね」

「そうかもしれないね」


願わくば君が笑顔でいれますように

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