迷い猫は簡単に懐かない【SixTONES】【SnowMan】 (ページ23)

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#23 ページ23

wt side

「だー！！疲れた」

今日中にしなきゃならない仕事を何とか終わらせてリビングに伸びをしながら入る

「翔太。シーっ」

その場にいたほぼ全員にシーっ、とされてラウの指さした方を見ればタオルケットが掛けられたAの姿

「納期まとめてきたんだっけ？お疲れ様」

「ありがと。Aは？どうしたの」

「さっきまで僕と宿題やってたんだけど疲れちゃった見たいで寝落ちちゃったの」

「今日学校だったのか」

で、過保護な皆さんは寝落ちしたAを囲って寝顔でも拝んでたのか

「寝顔撮ったら怒るかな～怒るやろなあ」

「バレなきゃいけるんじゃない？」

「スマホの消音アプリ」

「おい、犯罪集団みたいだからやめろ」

ちゃっかり一眼レフを構えている康二とスマホを取り出すジェシー

「すっかりAにベタ惚れだな」

「翔太くんもじゃないんですか」

「は？」

ボソッと呟いた俺の声に静かに反応したのは目黒で
そんなつもりは一切ないので聞き返す声は少し冷たくなる

「だってAに服貸したんでしょ。絶対嫌がるくせに」

「別にそれくらい」

「元カノと別れた理由」

こいつにその話をしたことがまず間違いだったらしい
痛いところを突いてくる

「…服のイメージとあってたからってだけだよ。で、そういう目黒はどうなの？」

「何が」

「お前女苦手でしょ。どうなの」

「みんなみたいに関わりないんで知らないです」

関わりないんで、じゃなくて関わろうとしないの間違いなんじゃねぇの？

「あれ、目黒上行くの？」

「レポート残ってるんで」

「じゃあ俺も上行く～一緒に課題しよ」

「ラウール変わり身早」

「課題終わらせなきゃだからね」

着いてこなくていいのにという目黒とどこか尻尾が見えるラウール

「あの二人仲良いよなぁ」

「まぁ課題は口実だろうけどな」

「どういうことなん？」

だって去り際にあいつ樹に向かってウィンクしてから行ったもんな

「うちの最年少は怖いね」

「たまに俺らより上に感じるよな！」

「慎太郎とジェシーよりは精神年齢的に上じゃね？」

「AHAHAHAHA！！間違いない」