検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:144,072 hit

#20 ページ20

Aside



扉を開ける前に1度深呼吸をする

ついてく?と阿部ちゃんに聞かれたけどさすがにそれは面目無いし周りもいい顔をしないだろう


「よし」


幸いなことに席は廊下側の1番後ろってこと
入ると直ぐに席に着く


「え?」
「うわ宮崎来たんじゃん」
「最悪。ろくでもない奴が来んなよ」
「男漁りしないの〜?」


うっわ露骨
顔を顰めてからイヤホンを耳にさして顔を伏せる

そりゃこうなることはわかってたんだけど

やだな〜と思いつつ耳から聞こえてくる雑音は遮断して音楽に集中する


「…え、ね、…ねえってば!」


それからしばらくそうしていると眠気がきてぼーっとしてきた所に強く体を揺さぶられて思わず体を起こす


「…何ですか」


私に話しかけるとかこの人すごいな、なんて思って顔を見る

知らない人。去年違うクラスだった人だろう
隣にもあまり見覚えのない顔が並んでる


「ずっと声掛けてるのに寝てるんだもん。寝不足?」

「…いや別にすることなくて」


バカなのか。天然なのか
それともえぐいほどの心の強さを持っているのか

周りの凍りついた空気なんて知らないフリして無邪気に話しかけてくる


「俺隣の席なんだ。佐藤龍我!ずっと休んでたよね。寂しかったんだよ〜」

「俺は岩崎大昇。よろしくね」


よしなるほど分かった。2人まとめて天然バカだ、と勝手に失礼な結論を出した


「ね、あんまり私と話さない方がいいよ」

「なんで?」

「周り見たら分かるでしょ」

「周りとか関係ないじゃん。俺が話したいから話してるの」

「何か困ったことあったら言ってね」


間違えた。天然バカのお人好しらしい


「…バカじゃん」




ーー


勝手に美 少年とトラジャのメンバー出してすみません

あくまでメインはスノストなので名前だけお借りしてる感じです…

#21→←#19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (319 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1512人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , SnowMan , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

とまと(プロフ) - みりぽんさん» とまと。です (2020年6月1日 1時) (レス) id: bab5bb1fb0 (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - 何て名前でYouTubeやられてますか? (2020年5月31日 23時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とまと | 作者ホームページ:https://peing.net/ja/6d0b8b9e32e7c1?event=0  
作成日時:2020年5月22日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。