迷い猫は簡単に懐かない【SixTONES】【SnowMan】 (ページ19)

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#19 ページ19

Aside

「あーっとみや、Aさん？」

「はい」

「学校来てくれたんだね！良かった」

阿部ちゃんに連れられて少人数教室に行くと見覚えのない先生

「担任の川島先生。今年からうちの学校に来たから初めましてだよね」

「川島如恵留です。担当は数学。よろしくね」

去年の極悪野郎とは全然違って爽やかだし好青年だし何よりイケメンなんだけど

こんな優しそうな先生で逆に大丈夫だろうか
名字じゃなくて名前呼びなのも色々察してくれてのことだろうし

というか周りの先生たち厄介者押し付けたって感じだろうな

「宮崎Aです。お願いします」

「わざわざみんなに紹介するのも変だと思うから普通に教室に行ける？」

「多分、大丈夫です」

それだけでこの人は人の気持ちがわかる人だと理解出来た

めちゃくちゃいい先生に当たった

「そう。あとこれめちゃくちゃ多いけど休んでた分の全教科のプリントとか、ノートのコピー」

「全部先生がやったの？」

「集めたのはね」

「…ありがと」

この学校にも阿部ちゃん以外にようやくまともな先生が来たな…

「全部追いつくの大変だと思うけどサポートするから頑張ろう」

「もちろん俺もちゃんと教えるからね」

「…私文系なんだけどなぁ」