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#2 ページ2

樹side



「お兄さん名前、なんて言うの」

「名前?田中樹。樹木の樹でじゅり」


道すがら無言なことが気まづかったのか無邪気に話しかけてくる


「オシャレな名前してんね」

「そっちは?てか年齢いくつだよ」

「A。高校2年生、17」


苗字を言うつもりのないその言葉が彼女のこの状況のひとつの要因だろうか


「あとどのくらい行くの」

「もう着く、あそこ」


道が少し坂になっているから遠くまで見える
顎で目的地を指すとびっくりしたような顔をする


「家でかくない?金持ちなの?」

「着いたら分かるから。てか夕飯とかは」

「お菓子食べた」

「それを夕飯って言わない。ついたらとりあえず飯か」


着いたら説明面倒くさそうだな、とため息をつく

まだ起きてたら起きてたで面倒くさそうだし、寝てて翌朝になったらさらに面倒くさいだろう


「ただいま」


まだ明かりのついているあたり誰かしら起きているのだろう

出来れば年長組だと有難いが


「あ、樹おかえり…ってええ?!」


玄関が開いた音を聞きつけたのか出迎えてくれたきょもが大きい声を上げる


「京本うるさい!寝てるヤツらおきたらどうすんだよ」

「いや、だって樹が」

「樹が何…ってうわ。お前ついに未成年に手、出したか」

「ちげぇよ」

「なら隠し子?!」

「でかいわ」


ならなんなんだよ、と予想通りのカオス状態

後ろにいる当人と言えば何が起きているのか分かってないらしくボーッとしている


「駅前で拾ってきた」

「うわ、なんかいかがわしい」

「樹が言うとなんでもいかがわしくない?」

「おい!」

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とまと(プロフ) - みりぽんさん» とまと。です (2020年6月1日 1時) (レス) id: bab5bb1fb0 (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - 何て名前でYouTubeやられてますか? (2020年5月31日 23時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とまと | 作者ホームページ:https://peing.net/ja/6d0b8b9e32e7c1?event=0  
作成日時:2020年5月22日 10時

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