9 : 隠してないです ページ9
「何とか定時に終われた…手伝ってくれてありがと樹」
「いいえー？俺、今日は奢ってもらわなきゃいけないし」
「そうでした」
昨日休んでいた分もどうやら半分くらい樹が片付けてくれていたらしくいつもとそんなに仕事量が変わらなかった。
「何から何まで、頭が上がりません」
「じゃ、今日は終電ギリギリまで付き合ってもらおうかな」
「それなら1軒目いつもんとこで2軒目うちの近くでもいい？」
うちの最寄りは会社から2駅だしそこそこ近い。それに家賃全額私＋家事も私だからあそこでのご飯代は払ってくれるらしいし。ん、でもこれだと私の奢りじゃないのかな。
「どこでもいいよ。とりあえず行こうぜ」
また私が堂々巡りの考えを始めたことをそうそうに察してくれたのかそう促される。
「いらっしゃい」
最初の店ではお酒は飲まないようにしてご飯だけにして8時頃には｢光｣に移動する。
「行きつけってここ？」
「そうそう。あ、ジェシー」
まだ8時なのに既に賑わっている。さすが人気店。主に顔面偏差値で…いや料理も美味しいんだけど。
「いらっしゃい〜！って、今日男連れ？…まさか新しい彼氏」
「断じて違います。職場の同僚だよ。席ある？」
「あ〜ただの」
「なにか文句ある？」
「なんもないです」
樹に睨まれたジェシーは両手をブンブンと振っている。何してんだろあの人たち。
「ジェシー生ビール2つとオススメのやつ！」
「はいはい。席はテーブル席の端っこ使って」
りょうかい、と返事をしていつもは絶対に座らないテーブル席に腰かける。
「随分店員と仲良いんだな」
何だか不機嫌な樹にそうだよって笑顔で返す。気が合いそうな2人だと思ったんだけど。馬が合わなかったのかな。
「ここ毎週来ててジェシーとはよく話すからね」
「へー」
「それに私の同居人がここの店員さんだから」
「へー」
「ありがとうございます」
届いたお通しに箸をつけようと割り箸を割った時にガタッと目の前ですごい音がする。
「え、今お前同居人って言った？！」
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きょーもとのこうもり - とまとさん» 了解しました!! (2020年4月16日 6時) (
レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» 再度返信すみません！作者ホームページの方に登録したのでそこから飛べると思います！コメント欄のすぐ下にあります (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» ありがとうございます！1度コピーして頂いて検索してくださると飛べます！！お手間取らせてしまい申し訳ないです…できるか変更してみますね！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - いつも楽しく読ませていただいています。質問箱にとべません!たぶん6d0b89e…を消せばいいと思います!!違ったらすみません… (2020年4月14日 0時) (レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ss_122_tm
作成日時：2020年3月7日 14時
