6 : 頼れる同僚 ページ6
『はぁ？！二日酔いで休む？』
「そ、そうなの。ダメかな？」
予想以上に大声で返ってきた返事に慌てて耳からスマホを遠ざけるとそう返事する。
『ダメも何もいいに決まってんだろ。今のとこ急ぎのはないし、逆に働きすぎ』
そうすぐ返ってきた答えに本当に優しいなぁ、と心の中で拝む。この優しさに仕事中何度助けられたことか。というか昨日は迷惑かけまくってしまった。
「本当に？」
『というか二日酔いって大丈夫なのか？』
「薬飲んだし大丈夫。ありがとうね」
『何かあったら言えよ』
なるほど。これが所謂ハイスペック大モテ男子とやつですね。
「ありがとう、愛してるぞじゅりたなか」
『だから、そういうことすぐ言うなって。とりあえず安静にしとけよ』
「はいはい。お仕事頑張ってね。今度なんか奢るから」
『その言葉忘れんなよ？楽しみにしてる』
そう言って切られた電話にホッと息をつく。私の同僚が素晴らしい善人で助かった。多分部長にも上手くいっといてくれるだろう。
「お仕事休めたし、日用品でも買いに行こっか」
ベランダから戻って話しかけるとソファで体育座りをして拗ねたようにするきょもの姿があったので首を傾げる。
「どうしたの」
「今の同僚？めちゃくちゃ仲良いね」
「大学生の頃から知り合いだからね」
よく飲みに行ったりするし確かに他の人達よりは仲がいいかもしれない。まあ、それも6年を超える付き合いだからだし。
「朝ごはんって何がいい？」
「それなら俺が、っていいたいところだけど周りにキッチン出禁にされるくらいの実力だから辞めとくね。なんでもいいよ」
何も出来ないし、しないから。というのはそういう事か。まあめちゃくちゃ私より料理が上手いとかよりそっちのが有難いかもしれない。
「雑飯だから期待しないでね」
「大丈夫、俺多分Aが作るご飯なんでも好物な気がするから」
「何それ」
いつの間にか呼び捨てになっている名前に不意にドキッとして誤魔化すように笑う。
これは、心臓に悪いかもしれない。
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きょーもとのこうもり - とまとさん» 了解しました!! (2020年4月16日 6時) (
レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» 再度返信すみません！作者ホームページの方に登録したのでそこから飛べると思います！コメント欄のすぐ下にあります (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» ありがとうございます！1度コピーして頂いて検索してくださると飛べます！！お手間取らせてしまい申し訳ないです…できるか変更してみますね！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - いつも楽しく読ませていただいています。質問箱にとべません!たぶん6d0b89e…を消せばいいと思います!!違ったらすみません… (2020年4月14日 0時) (レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ss_122_tm
作成日時：2020年3月7日 14時
